皆さんの中には、工場から工場へ勤務先を変えられる方もいらっしゃるでしょう。
その際、職務履歴書を用意していますか?
一般的に、派遣社員は派遣先に対して、履歴書などの提出はできません。
しかし、派遣社員から直接雇用に変わる紹介予定派遣などでは、履歴書、職務履歴書の提出ができるのです。
「名前ぐらいは聞いたことあるけど、実際は何を書くんだろう?」
このように思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
職務履歴書があれば、夢の実現に近づいたり、自分にあった職場で働けるようになるのです。
これを機に、職務履歴書の書き方を学びませんか。
【職務履歴書って?】
まずは、職務履歴書とは何かを確認しておきましょう。
職務履歴書とは、「今までどの会社で働いてきて、どのようなことをしてきたのか」をまとめた書類です。
この職務履歴書を提出する際は、履歴書に添えて提出します。
履歴書で「どの会社に勤めてきてのか」を説明して、職務履歴書で「その会社でどのような働きをしてきたのか」を詳しく説明するのです。
職務履歴書があれば、あなたは今までの経験を余すことなく説明でき、企業はこれから雇う人がどのような能力があるかを確認して、それに適した部署に配属できるようになります。
まとめると、履歴書はあなたの「プロフィール」、職務履歴書はあなたの「経験やスキル」を説明する書類です。
それぞれの役割を踏まえたうえで、各書類の作成に努めましょう。
【職務履歴書の内容】
職務履歴書には、以下の7点をメインに記述してください。
・勤務先の情報、勤務年数
・職務要約
・担当製品
・担当業務
・使用機会
・成果
・知識、スキル
そして、それぞれで次のことを意識して情報を記入しましょう。
・いつ(いつからいつまでの期間働いていたか)
・どこで(企業名や部署、部署の規模)
・誰に(一般消費者か企業か)
・何を(担当していた商品名、部品名)
・どれくらい(商品の単価や扱っていた量)
・どんな立場で(そこで働いていた時の役職、役割)
・何をしたか(職種、勤務内容)
・他の職場でも応用できる能力(マネジメント能力などのビジネススキル)
以上の事柄を意識して職務履歴書を作成すれば、あなたの経験、スキルを余すことなく伝えられるでしょう。
ただ、細かすぎても、読むのが大変になってしまいます。
できる限り簡潔に情報をまとめたり、客観的に情報をまとめたりして、作成するようにしましょう。
担当者が短時間であなたのことを理解できる職務履歴書を作成するようにしてください。
【履歴書のマイナスイメージを払拭できる?】
短期の派遣業務を繰り返したり、何度も派遣先を変えていたりすると、履歴書の職歴欄が「就職」、「退職」で繰り返しで埋まってしまいますよね。
派遣とはいえ、短期間に何度も職場を変えてしまっているのは、あまり心地よくありません。
しかし、職務履歴書があれば、そのような心配をせずに済むのです。
そのような方は職務履歴書を記入する際に、「経験を増やすため」、「スキルを増やすため」といった理由で職場を変えたことを説明しましょう。
何を身につけられたのかを具体的に説明する必要がありますが、それさえできれば、マイナスイメージを払拭できるのです。
職務履歴書の工夫の仕方によって、あなたをより良く見せることができるのです。
マイナスイメージをどうプラスに変えられるかを意識して、職務履歴書を作成してみてはいかがでしょうか。
今回は、あなたをより良くアピールできる職務履歴書の作成方法についてご説明しました。
派遣会社のホームページには、職務履歴書の例などが掲載されています。
ぜひ、それらもご覧になってください。
この記事と職務履歴書の例を組み合わせて、あなたに合った職場で働きませんか。