「派遣で働くことを考えている。」
「派遣と請負の違いについて詳しく知りたい。」
このようにお考えの方はいらっしゃいませんか。
派遣と請負は、よく似ているため混同しやすいですが、実は内容は異なっています。
そこで今回は、派遣と請負の違いについてご紹介します。
それぞれのメリットも解説するので、ぜひご覧ください。
□派遣と請負の違いとは
派遣と請負の明確な違いを理解している方は意外と少ないのではないでしょうか。
しかし、違いを理解しておかないと、想定外のトラブルを招いてしまうこともあります。
ここでは、派遣と請負の違いについて確認していきましょう。
まずはじめに、派遣と請負では提供するものが異なります。
主に、派遣は労働力を提供し、請負は労働に対する成果を提供します。
このことは、派遣は時給制で、請負は成果報酬制の場合が多いことからもわかりやすいですね。
つまり、派遣は派遣先の企業の人材を補填することが目的であるため、成果に対してはコメントされないことが多いです。
一方、請負では成果を出すことが目的であるため、商品を完成させるなどして成果を出さないと報酬は得られないでしょう。
また、指示を出してもらう場所も派遣と請負では異なります。
まず、派遣の場合は派遣先の企業から指示を受けます。
雇用関係があるのは派遣会社ですが、実際に指示を出すのは派遣先の企業であることがほとんどなので、注意しましょう。
つまり、現場に到着してから作業内容を伝えられることもあるため、臨機応変に対応することが求められます。
しかし、労働派遣法や派遣会社の配慮によって、派遣社員の方が不利な状況で働くことにはならないのでご安心ください。
請負の場合は、請負会社から指示を受けます。
請負会社とは雇用関係もあるため、基本的に労働条件や待遇などすべての管理を請負会社に担当してもらうことになるでしょう。
□派遣と請負のメリットについて
ここまで、派遣と請負の違いについて解説してきました。
しかし、結局どちらを選べば良いのかわからないという方もいらっしゃいますよね。
そこで、派遣と請負それぞれのメリットについて確認していきましょう。
*請負のメリットについて
まずは、請負のメリット2つについてご紹介します。
1つ目は、契約期間が決まっていないことです。
派遣の場合は、3年以上同じ企業で働けないという決まりがありますが、請負の場合は特に決まりはありません。
そのため、同じ環境で長く働きたい方にはおすすめでしょう。
2つ目は、雇用の条件について直接交渉できることです。
派遣の場合は、派遣会社を通して話をする必要がありますが、請負では直接交渉を行えるので手間が省けるでしょう。
*派遣のメリットについて
次に、派遣のメリット3つについて確認していきましょう。
1つ目は、請負よりも条件が良い場合が多いことです。
派遣として働く場合、労働派遣法が適用されます。
そのため、労働時間や休日に関する条件について、保証されている安心感があるでしょう。
2つ目は、時給制なので収入が安定していることです。
働いた分だけ給料がもらえるので、金銭面での計画も立てやすいでしょう。
3つ目は、派遣会社からのサポートがあることです。
未経験の分野で業務をする方のために、派遣会社が研修を準備してくれる場合もあります。
また、就業後の勤務に関しても、派遣会社がサポートしてくれる安心感があるでしょう。
□まとめ
今回は、派遣と請負の違いと、それぞれのメリットについてご紹介しました。
派遣と請負の違いをしっかりと区別しておくことで、トラブルも未然に防げるでしょう。
また、メリットを押さえて、ご自身に合った選択をしてみてくださいね。
ぜひ参考にしてみてください。