コロナウイルスによる経済的なダメージによって、多くの企業が人員の見直しを行っています。
コロナウイルスによる派遣への影響について、不安に思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、コロナウイルスが派遣に与えた影響と、派遣で働くメリットについてご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
□コロナウイルスは派遣に影響を与えた
新型コロナウイルスの流行により、実際に派遣業界にも変化が訪れています。
その変化の特徴について、一緒に確認していきましょう。
まずは、派遣業界全体についてご紹介します。
派遣業界全体では、収益が減少傾向にあります。
2020年の5月に発表された情報では、派遣業界は収益が13パーセント減ると予想されています。
主な理由としては、経済全体が縮小していることが挙げられるでしょう。
しかし、業界によっては、派遣に対する需要が高まっている業界もあります。
そこで、それぞれの業界ごとに変化の特徴を確認していきましょう。
まず、飲食店や小売業、イベント業は、派遣に対する需要が低くなっています。
これは、緊急事態宣言の発表による影響が大きいです。
緊急事態宣言自体は解除されましたが、依然として不要不急の外出を控えている方は多いです。
そのため、これらの業界は、かなり経済的なダメージを受けたと言えるでしょう。
その結果、人材に対する需要も減少したのですね。
反対に、医療や物流といった業界では、派遣に対する需要が増加しています。
医療現場の人員が足りていないことは、ニュースでもよく見ると思います。
また、外出自粛をしていると、通信販売を利用する機会も増えますよね。
そのため、これら2つの業界では、人材に対する需要が増加していると言えるでしょう。
□派遣で働くメリットをご紹介
ここまで、コロナウイルスによる派遣の状況について確認してきました。
状況が厳しくなっていることを聞くと、派遣で働くのを諦めようと考えてしまう方もいらっしゃると思います。
しかし、経済が回復した際には、派遣に対する需要がかなり高くなると考えられます。
そこで、派遣として働くメリットについて確認しておきましょう。
メリットの1つ目は、希望の仕事を選びやすいことです。
派遣として働く場合、ご自身の希望を派遣会社に伝えて仕事を紹介してもらう形になります。
そのため、ご自身の希望が反映された業務を行いやすくなるでしょう。
メリットの2つ目は、自由度が高いことです。
派遣として働く場合、契約期間が終われば他の業務内容で契約を結び直せます。
そのため、さまざまな分野でのキャリアアップも可能でしょう。
基本的には残業をする必要がない点も安心ですよね。
メリットの3つ目は、派遣会社からのサポートがあることです。
仕事を始める前に、ビジネスマナーやPCスキルなどの関する研修を受けられる場合もありますし、仕事を始めてからでも相談に乗ってくれます。
直接雇用であれば一緒に仕事をする上司や同僚にしか相談できませんが、派遣では仕事の場面には関与していない派遣会社にも相談できるので安心でしょう。
メリットの4つ目は、有名企業で働ける可能性もあることです。
有名企業に正社員として入るのは難しくても、派遣社員としてなら入れる場合もあります。
有名企業の職場の方や業務の雰囲気を味わえるのは魅力的ですよね。
メリットの5つ目は、パートやアルバイトに比べて賃金が高い場合が多いことです。
派遣社員の場合は即戦力になりやすいことと、研修などを派遣会社が担当していることが主な理由でしょう。
□まとめ
今回は、コロナウイルスが派遣に与えた影響と、派遣で働くメリットについてご紹介しました。
コロナウイルスによって経済が縮小し人材の需要が低くなっていることから、派遣の求人も減っていくことが考えられます。
しかし、それでも派遣で働くメリットは依然として変わらないので、その点は安心でしょう。