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ブラックな派遣を回避するために!見分け方をご紹介します!

度々ニュースで問題になるブラック企業。
確かに、これまでにブラック企業に勤めた経験がある方や噂に聞いたことがある方は、次に就職する会社がブラック企業ではないか、不安で仕方がないですよね。
この記事では、ブラック企業に入るとどうなるのか、ブラック企業の見分け方について解説します。

□ブラック企業に入るとどうなる?

*長時間労働

ブラック企業に対する印象として真っ先に上がるのが、長時間労働です。
労働基準法に基づくと、1日の労働時間は8時間、1週間で40時間です。
しかし、ブラック企業は利益を追求するあまり、社員に長時間労働を強いる場合があるのです。

長時間労働を強いられることで、精神的なダメージが蓄積し、うつ病を発症してしまう方も多くいます。
また、うつ病でなくとも、短時間の睡眠しかとれず、判断力が低下してしまう方も多いです。

このようにブラック企業では、短い睡眠時間で早朝出勤、休日出勤、終電での帰宅が強制されることが多いようです。

*残業代が出ない

労働時間が長い上に、時間外労働や休日出勤したにもかかわらず、その分の賃金が支払われないことが多いのもブラック企業の特徴です。
いわゆる、サービス残業というものです。

社員が残業した場合、企業は残業代を支払うことが労働基準法で義務付けられています。
しかし、ブラック企業は残業をさせても残業代を支払わない、いわゆるサービス残業を強いることが多いのです。
もちろんこれは違法行為であり、認められるものではありません。

*パワハラやセクハラの横行

パワハラやセクハラが黙認されていることも、ブラック企業の特徴です。
パワハラはパワーハラスメントの略称で、職場の地位の優位性を利用して、部下に精神的・身体的苦痛を与えることを言います。
セクハラはセクシュアルハラスメントの略称で、性的な言動で相手に不快感を与えることを言います。
具体的には、直接的に暴力を受けたり、執拗に社員を罵倒したりすることがパワハラに、やたら距離感が近く、体をベタベタ触られることがセクハラに当てはまります。

これによって多くの方は体力的にも精神的にも追い込まれてしまいます。

・ミスをしたせいで給料が引かれてしまった
・トイレに行くにも許可が必要
・顔や体型に口出しされる

このようにパワハラやセクハラが横行している環境で勤務したことがある方も多いのではないでしょうか。

「若手でも活躍できます」「アットホームな雰囲気で仕事ができます」
このような口調で求人を出している企業は注意です。
これらのフレーズを聞くと、職場環境が良く、楽しそうに感じるかもしれません。
しかし、実際は根性論を振りかざして不当な労働を強いるブラック企業であることが多いのです。

*有給が取れない

有給が取れないことが多いのも、ブラック企業の特徴です。
有給休暇を申請したら、「今は忙しいから余裕がない」「このような理由は有給に対する正当な理由ではない」と言われて、断られてしまった方も多いのではないでしょうか。

有給休暇は正社員だけではなく、派遣社員にも当然与えられた権利です。
しかし、繁忙期や決算期を迎えている時期に休暇を与えてしまうと、人手不足に陥る可能性があるため、会社側はそれを憂いているのです。
もちろん、それを正当化するわけではありませんが、有給が取れないことはブラック企業の特徴の1つです。

□応募段階でブラック企業かどうか見分けるコツをご紹介!

ここまで、ブラック企業と呼ばれる企業の特徴について解説してきました。
それでは、このようなブラック企業を避けるにはどうすれば良いのでしょうか。
ここからは、ブラック企業を見分けるためのコツを応募段階と顔合わせの段階に分けて解説します。

1つ目のコツは、派遣事業の許可、届出を確認することです。
派遣事業というのは許可をもらわなければならず、認定してもらっていない企業は違法です。
派遣事業の許可番号を会社のホームページから確認してみましょう。
これが確認できない場合、違法行為を行なっているブラック企業と見て良いでしょう。

また、厚生労働省が担当している、優良派遣事業者認定制度も参考になります。
これは、先ほど紹介した派遣事業の許可をはじめとする、法令を守っている派遣企業を認定しているものです。
厚生労働省のホームページを確認してみましょう。
優良派遣事業者として掲載されている企業はブラック企業である可能性が低いため、派遣会社を選ぶ上で参考になります。

2つ目のコツは、社会保険などの制度があるかどうか確認することです。
ブラック企業の特徴として、社会保険制度に加入させないことが挙げられます。
もちろん、雇用期間などの一定の条件を満たしていれば、社会保険に加入させる義務がありますので、これは違法です。

3つ目のコツは、口コミなどで派遣会社の評判をチェックすることです。
口コミには、実際にその派遣会社に勤めていた方の生の声を聞けます。
生の声ほど参考になるものはないでしょう。
ただし、口コミにも完全に信用するのは危ないかもしれません。

また、厚生労働省の公式サイトを確認することもオススメです。
そのサイトを見ると、業務停止や改善命令などの行政処分を受けた企業を確認できます。
登録したい派遣会社を見つけたら、その公式サイトにアクセスして、行政処分を受けたことがあるかどうか確認してみてはいかがでしょうか。

4つ目のコツは、求人サイトを利用することです。
派遣会社を利用する他に、この方法があります。
求人サイトを利用するメリットは、派遣会社とは違い、会社に足を運ばずに仕事を探せることです。

□顔合わせした時の見分け方とは?

派遣先と顔合わせする際に、チェックしたいことは以下の3つです。

・派遣先の担当者の態度
・職場の雰囲気
・派遣先からの説明

1つ目のポイントは、派遣先担当者の態度です。
派遣先の担当者の態度が悪いと、その会社の仕事の引き受けを見送った方が良いでしょう。
なぜなら、その担当者があなたの上司になる可能性が高いからです。

・威圧感を感じる話し方
・態度が横柄である
・派遣社員を見下すような言い方

このような態度の人が上司になると、仕事をする上での環境が劣悪になる恐れがあります。
まずは派遣担当者の態度をチェックして、違和感がないかどうか確認しましょう。

2つ目のポイントは、派遣先の雰囲気です。
派遣社員として働いていると、雰囲気の悪い職場に出会うことがあります。
派遣先での居心地が悪かったり、社員が疲れ切っていたり、派遣の扱いがひどく差別を受けたり。
このような雰囲気が感じられる派遣先は、ブラック企業である可能性が高いです。

派遣先で顔合わせする際は、社内の雰囲気をチェックしてみると良いでしょう。

3つ目のポイントは、派遣先からの説明です。
パワハラやセクハラを感じさせるような説明内容や質問内容だと、その派遣先は見送った方が良いかもしれません。
その際には、次のような質問や説明をチェックしましょう。

・恋人がいるか、子どもを作る気はあるかという質問
・残業時間や離職率の説明をしない
・我慢強いか、根性があるかという質問

これに当てはまるようなことがあれば、その会社は見送った方が賢明でしょう。

□まとめ

ブラック企業の特徴と見分け方を解説しました。
確かに、ブラック企業に就職してしまうと、不当な労働環境を強いられることがありますが、それを見極めるポイントを誤っていなければ、事前に回避できます。
今回紹介したポイントをおさえて、満足のいく職場選びをしましょう。

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