「パラレルキャリア」の意味をご存知でしょうか。
最近よく聞く言葉になりましたよね。
副業と同じじゃない?と考える方もいらっしゃるでしょう。
しかし、副業と全く同じ意味ではありません。
今回の記事ではパラレルキャリアとは何なのか、副業との違い、メリットについてお伝えします。
目次
□パラレルキャリアとは
パラレルキャリアとは複数の異なる収入源を、並行して持つ働き方を指します。
本業の他にも別の仕事をする、1つの仕事に縛られない働き方です。
近年「ワークライフバランス」や「ワークアズライフ」という言葉が浸透しました。
またそれに伴い日本でも多様なキャリア観が生まれてきました。
この傾向に付随して柔軟な働き方がますます広まっていますが、パラレルキャリアもそのような時代に対応した仕事スタイルだと言えます。
□副業との違い
パラレルキャリアと副業との違いは、前者は収入の増加だけを目的としていないことです。
そしてその目的は、自分が本来興味あること(すきなこと)をしながら働くことです。
つまりスキルアップや夢の実現、社会貢献活動に取り組む人が多い印象を受けます。
□メリット
ここからはパラレルキャリアを選択するメリットについてお伝えします。
*スキルアップ
本業では関われない経験を積み、新たなスキルを磨くことができます。
また本業と関連したスキルである場合、本業での仕事の幅が広がる、イノベーションが起こる可能性もあります。
*自己実現、仕事のやりがいにつながる
「新しく事業を起こしたい」
「興味のある活動に時間を使いたい」
そうお考えの際は並行で行うことを検討してみてはいかがでしょうか。
自分が本当に興味のあることで働くと、仕事の意味や意義を見つけやすいです。
仕事へのやりがいも感じやすいので、自己実現につながります。
*生産的な働き方が可能になる
複数の仕事を併せ持つことでタイムマネジメント能力がつきます。
タイムマネジメント能力がつくと生産的な働き方が可能になり、業務の効率性が全体的に上がります。
*ワークライフバランスの充実
仕事を複数持つと、自分の時間と仕事の量をうまく調整しないとやっていけません。
要は時間の有効的な使い方、ライフスタイルに合わせた柔軟な働き方が可能になります。
パラレルキャリアでは、ワークライフバランスを充実できるのです。
*人間関係の広がり
新しい分野での人間関係が構築され、関わる人の数が増えます。
新たな価値観や多様性に気づけるのも大きな魅力です。
*収入が増える可能性
パラレルキャリアは隙間時間を有効活用する働き方です。
時間をうまく活用して複数の収入源がを得られれば、収入が増える見込みが高くなりますよね。
もちろん自分の結果や頑張り次第ですが、パラレルキャリアは収入増も見込める働き方なのです。
*リスクが分散される
グローバル化した社会では、世界レベルでの経済競争が繰り広げられています。
会社の今後の発展に安心できないのは、どこの会社においても同じです。
正規雇用でずっと安定的に生活できるとは限りません。
そのような中、リスク回避のために収入源を分散する考えが広がっています。
複業によって、目の前の1つの企業にとらわれない働き方が可能になり、収入に関するリスクも低減します。
□まとめ
パラレルキャリアはキャリア観が多様化した時代の産物だと言うことができます。
現にパラレルキャリアを築くことを推奨する企業も現れており、これから注目の働き方に間違いありません。
しかし時間の制約、目的を見失う可能性も含まれている働き方です。
まずは自分が仕事に求めることをじっくり考え、少しずつ新しいことに手を出していってはいかがでしょうか。