「職務経歴書って何を書けばいいんだろう?」
今の仕事を離れて、新しい職場で働こうとしている方の中には、このような思いを抱かれている方もいらっしゃるでしょう。
自分のことを知らない職場に提出するのですから、完璧な内容で提出したいですよね。
今回は、そのような方に向けて職務経歴書の書き方をお伝えします。
不安の種を少しでも減らして面接に臨みましょう。
【なんで履歴書だけじゃダメなの?】
皆さんの中には、このように思われている人もいるのではないでしょうか。
履歴書にも職歴を書く欄があるのですから、それだけで十分に思えます。
しかし、履歴書で書くのは『どのような職場で働いてきたか』だけです。
その職場でどのような技術や能力を身に着けたのかまでは、把握することはできませんよね。
そこで登場するのが職務経歴書です。
職務経歴書には、職場は勿論、今までの仕事でどのような成果を上げたのか、どういうことを身に着けたのかを記述します。
その上、履歴書とは異なり、決まった形がありません。
人によって内容や書き方に大きな差があるのです。
自分のことを正しく評価してもらえるよう、不備がないように書いてください。
【職務経歴書の書き方】
まずは、自分のことを知らない企業の視点で作成することを意識してください。
自分が伝えたいことばかりを書いても、相手がその情報を欲しがっているとは限りません。
場合によっては、マイナスに捉えられてしまう事もあるでしょう。
そのようなことを避けるためにも、相手企業のことを詳しく調べるようにしてください。
「相手企業はどういう人物を欲しているのか」、「どういうスキルを重宝しているのか」などを理解するかしないかで、職務履歴書の質は大きく変わってくるでしょう。
職務経歴書を見ただけで「この人が欲しい!!」と思ってもらえるように、相手企業のことをよく調べましょう。
次に、5W1Hを意識して職務経歴書を書いていってください。
あなたの職務経歴書を見る人は、あなたのことを知りません。
それに加え、何枚もの職務経歴書を見るため、内容がわかりづらければ、それだけで評価が下がってしまうでしょう。
以上のことを踏まえると、職務経歴書に求められるのは、今までのことが簡潔にまとめられている書き方です。
今までの仕事を、「いつ」、「どこで」、「だれに」、「なにを」、「なぜ」、「どのように」で要素を取り出して、書いていってください。
職務経歴書が書けたら、提出する前に第三者に見てもらいましょう。
自分では丁寧にわかりやすく書いたつもりでも、他の人からしたらわかりづらいかもしれません。
恥ずかしいかもしれませんが、これをするかどうかで人生が変わるとなれば、やっておきたいですよね。
他の人に添削してもらって、より良い職務経歴書となるようにしてください。
【製造業の職務経歴書に書く内容】
これから製造業で勤められる人が職務経歴書を書く場合、製造業で生かせる能力や経験を書くことをオススメします。
業種が異なっても活かせる経験、技術はあります。
コミュニケーションや整理整頓は、どのような職場でも求められることです。
一度、自分が今までに身に着けた能力は製造業でどう生かせるかについて考えてみてはいかがでしょうか。
製造業から製造業に移られる方は、生産したことのある製品や使ったことがある機械を書くようにしましょう。
以上の点を意識して、職務履歴書を完成させてみましょう。
今回は職務経歴書の書き方をご紹介しました。
職務経歴書はあなたの技術や経験を伝える方法のひとつです。
不備なく書けるかどうかでこの先の活動、人生が大きく変わるでしょう。
この記事の他からも情報を集めて、少しでも職務経歴書の質を高められるようにしませんか。
