「派遣社員とパート社員って何が違うの?」
「派遣社員とパート社員、どっちを選べば良いのだろう?」
このように、疑問に思っている方はいらっしゃいませんか?
どちらも非正規雇用であることは共通しているため、違いが分かりにくいですよね。
実は派遣社員とパート社員には、雇用形態や契約において大きな違いがあります。
そこで今回は、派遣社員とパート社員の違いについてご説明します。
目次
□派遣社員とは?
*派遣社員の特徴
派遣社員は実際に働く会社と雇用契約を結ぶのではなく、派遣会社と雇用契約を結びます。
*派遣社員のメリット
給与の面で安定しているのが、派遣社員の良いところです。
最低でも時給は1000円を超えるでしょう。
時給が高いところだと、3000円から4000円で雇われている場合もあるようです。
パート社員だと、このような高額時給はほとんどありませんよね。
さらに、正社員と違って残業代まで全て支払われるので、日給換算をすると正社員よりも給与が良いこともあるかもしれません。
また、仕事の評価は派遣先の会社から派遣会社を通して行われます。
そのため、客観的に見た有益なフィードバックをもらうことが可能です。
*派遣社員のデメリット
派遣社員の一番のデメリットといえば、契約に期限があるということです。
正社員のように、一度採用されたら定年まで働き続けることができるということはありません。
同じ場所で長く働こうと思うと、定期的に更新を行う必要が出てきます。
派遣社員の雇用主は派遣会社になるので、雇用期間の更新は派遣会社に申請をすることになります。
これに限らず、雇用に関する交渉事の全てにおいて、派遣会社を仲介する必要があるところも派遣社員のデメリットです。
「今週末から出勤時間をずらしてほしい」などという小さな雇用条件の変更でも、一度派遣会社に申請をしなければいけないのです。
急な変更に対応できないところは、派遣社員として働くデメリットかもしれませんね。
□パート社員とは?
*パート社員の特徴
パート社員は実際に働く企業と直接契約を結びます。
*パート社員のメリット
パート社員のメリットは、勤務時間の融通が利きやすいことです。
短時間の勤務や週に3日からの勤務でも働くことができるのです。
そのため、パートの仕事はお子様との時間を大切にしながら働きたい主婦の方などに人気です。
またパート社員は、派遣社員のように契約期間が決まっていないので、期間を気にすることなく長く働くことができます。
さらに、仕事を評価するのは直属の上司になるため、仕事の評価が早く反映されたり、フィードバックをすぐにもらうことができます。
*パート社員のデメリット
給与は契約社員よりも低くなることが多いです。
時給は1000円以下であることも多くて、学生アルバイトと同じくらいの給料である場合も少なくありません。
それに、ボーナスや退職金が出ることは基本的にありません。
給与の金額よりも、働きやすさを重視している方におすすめです。
さらに、正社員に比べて福利厚生などの保証を不十分に思うこともあるでしょう。
任せてもらえる仕事内容も、正社員と比較すると劣ってしまいます。
□派遣社員とパート社員の違い
派遣社員は雇用期間が決まっているけれど、時給が高くて福利厚生もきちんとしています。
反対に、パート社員は時給面・福利厚生面において派遣社員に劣りますが、融通が利きやすくて長く働くことができます。
□まとめ
今回は、派遣社員とパート社員の違いについてご紹介しました。
派遣社員もパート社員も、どちらも非正規雇用ではありますが、様々なところで違いがあるのですね。
どちらにもメリットとデメリットがあるので、あなたのライフスタイルに合わせた働き方を見つけてみてくださいね。