「派遣先の契約の更新がいつ行われるか分からない」とお悩みの方はいらっしゃいませんか。
派遣社員の仕組みって複雑に感じてしまいますよね。
こちらの記事では、派遣の契約の仕組みと契約更新についてご紹介します。
□派遣社員の雇用期間は?更新はいつ?
派遣社員の契約期間には、法的なきまりはありません。
一般的には、3カ月単位で更新するケースが多いです。
通常、契約終了の30日以上前に派遣会社の営業担当者より、派遣先の企業に対して契約更新の意思があるか確認されます。
その際、自身と派遣先企業がそれぞれ合意した場合は引き続き業務が可能です。
もし、契約期間が満了しそうな時期に意思確認がない場合は、派遣会社に更新が可能なのか確認しましょう。
労働基準法では、派遣社員が3回以上契約を更新している場合や、1年以上継続して働いている場合には期間満了の30日前までに告知する規定があります。
勤務期間が1年未満でも、更新には互いの合意が必要なため、勤務期間に関わらず契約更新の有無は30日前までにあると頭に入れておきましょう。
□契約の更新をするときにできることとは
派遣の契約更新時には、更新を行うだけでなく、自身の雇用状況に対する意見を述べることができます。
例えば、長期的に働いていれば、派遣会社を通じて時給アップの交渉が可能です。
このとき、交渉金額を自身と派遣会社のどちらが決めても良いのですが、時給交渉を行う相手は派遣先ではなく派遣会社なので気を付けましょう。
また、基本的に派遣社員は同じ会社で3年以上勤務ができないと法律で定められています。
ただし、3年以上働きたい場合には、派遣先の企業へ直接雇用を依頼できます。
法律上でも部署さえ変われば別組織と判断されるため、派遣社員として継続も可能です。
もちろん、これらの条件として、日々の業務における誠実な姿勢や評価が重要視されるため、普段から意識して勤務すると良いでしょう。
□契約更新を断りたい!更新したくない場合の対処法をご紹介!
派遣社員の中には「円満退職したい」「契約更新は断りたい。でも派遣会社は辞めたくない」という方も少なくないですよね。
では、契約更新を断るときのポイントを見ていきましょう。
派遣会社を退職する理由としては「家族の介護」「実家の跡継ぎ」「配偶者の転勤」「結婚・出産」「正社員内定」「他にやりたいことがある」「勉強のため」などが挙げられます。
その他に、低賃金、辛い職場環境、長い拘束時間など、契約更新を断る理由はたくさんありますよね。
しかし、これらの理由があったとしても、派遣先の企業に対する批判は避けましょう。
円満退職したい場合は、批判は避けつつ、嘘をつかずに理由を話すことをおすすめします。
一方、派遣会社としては派遣先からの更新提案はできるだけ辞退してほしくないというのが本音です。
したがって、更新は断りたいけど派遣会社は継続して利用したい場合は、自己中心的な表現は避け、印象が悪くならない表現を使いましょう。
効果的な方法は、更新の意思確認のときに更新辞退を申し出るのではなく、あらかじめ派遣先のこういう部分で困っていると伝えることです。
致し方なく、更新を辞退したいと伝えることで、派遣会社が仕事紹介を消極的に感じないようにしましょう。
□まとめ
今回の記事では、派遣社員の契約の更新やその仕組みについてご紹介しました。
派遣社員は、有期雇用のため不安なことも多いと思います。
当社では、未経験でも安心な研修等もあり、各種教育制度も充実しています。
この機会に、ぜひご検討ください。