皆さんの中にも、現在、派遣社員として働いているという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
また、これから派遣社員として働こうか迷っているという方もいらっしゃると思います。
現在働いている派遣社員の多くの方は、有期雇用契約と言って、何カ月や何年などの期限が定められている中で仕事を行っていることでしょう。
一方で、無期雇用契約という、いわゆる正社員のような期限に定めがない働き方があります。
やはり、パートやアルバイト、派遣社員や契約社員などの期限が定められている契約では、仕事がなくなってしまったらどうしようと不安を感じてしまうことも、仕方がないことですよね。
有期雇用から無期雇用に転換することはできるのだろうかと一度は考えたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実は、いくつかの条件を満たすことで、無期雇用の契約に転換することは可能になります。
そこで今回は、無期雇用派遣社員になるための、いくつかの条件と無期雇用派遣になることのメリットとデメリットを解説していきたいと思います。
目次
□無期雇用派遣社員になるためには?
そもそも、無期雇用派遣として働くための条件を満たしていないと、メリットやデメリットの話をしても意味がないですよね。
では、簡単に無期雇用派遣になるための条件を簡単に説明していきます。
まずは、「労働契約法」と「労働者派遣法」の定めをクリアしなければなりません。
労働契約法では、有期契約の労働者が同じ会社の元での更新が5年を超えている場合に、無期雇用派遣の申し出を本人が行うことにより、無期雇用の契約を結ぶことができます。
また、ここで注意したいのが、労働者派遣法の改正により、同一の派遣先での派遣期間は、制限が設けられ3年となったということです。
前提として、無期雇用派遣になるための条件が分かっていただけたところで、次に本題の無期雇用派遣になることで得られるメリットと、反対にどのようなデメリットがあるのかを解説していきます。
□無期雇用派遣になることのメリットとデメリットとは?
やはり、皆さんが気になるのは、メリットデメリットについてですよね。
前述したように、現在、派遣社員として働いていて将来に不安を抱いているという方は、大きなメリットと感じることでしょう。
しかし、メリットだけに注目するのではなく、デメリットもしっかりと理解したうえで、今後の働き方について考えるようにしてくださいね。
では、どのようなメリットとデメリットがあるのかを挙げていきたいと思います。
まずは、メリットからご紹介します。
*収入に安定性がもたらされる
無期雇用派遣の大きなメリットして挙げられるのが、収入による不安が軽減されるということです。
なぜなら、今までの派遣社員のように次の派遣先が見つからなかったら、収入が急に途切れるということはなくなり、派遣元の派遣会社から一定の収入を得ることができるからです。
また、最近では、正社員のように月給で無期雇用派遣社員を受け入れている派遣会社も増えてきています。
*福利厚生を受けることができる
通常の派遣社員では、目立つことのなかった会社独自の福利厚生を受けることができるのは、無期雇用派遣社員の大きなメリットになるでしょう。
次は、デメリットについてご紹介します。
*派遣として働き方のメリットがなくなる
そもそも、派遣としての働き方のメリットとして、自由を重視している方は、窮屈な働き方になる可能性もあります。
□最後に
今回は、無期雇用派遣になるための条件を説明し、どのようなメリットデメリットがあるのかを解説してきました。
もし、派遣社員としての働き方を見つめ直してみようとお考えの方は、上記のような内容を参考にしてみると良いでしょう。