派遣社員になる大きなメリットは、すぐに働き出せる点と職場の選択肢が豊富な点でしょう。
働き方が比較的柔軟な点も、派遣社員の魅力的なポイントですよね。
しかし、働き方と同様に確認する必要があるのが、月収や年収の部分です。
そこで今回は、特に工場派遣に注目して、その月収について詳しく解説します。
□工場派遣の平均月収とは?年収はいくら?
月収や年収を計算する前に、工場の派遣社員の平均的な時給から確認していきましょう。
一般的な工場で働く人を作業ごとに考えて区別すると、3つの種類に分けられます。
それは、有資格者が専門業務にあたる技術職、技術職をフォローする補助作業員、組み立てや検査を行う作業員の3つです。
この3つの中でも、最も派遣社員が働いていると言われるのは、組み立てや検査を行う作業員です。
未経験からでも始めやすく、コツコツ真面目に取り組める方に人気の業務でしょう。
肝心の時給についてですが、工場によってかなり違いがあるものの、1000~1500円が相場となっているようです。
自動車工場や薬品工場といった機械系のメーカーは時給が高いことで知られており、その一方で軽作業系の工場は比較的時給が安いと言われています。
今回は、時給が1000円であると仮定して、月収を計算してみましょう。
多くの派遣会社では、1日8時間労働の内容で契約されているため、日給に換算すると8000円になります。
さらに、週休2日であると考えると、1か月で23日は勤務することになるため、月収は18万4000円であると予測できます。
そして、その12か月分になる年収は220万8000円になるでしょう。
ここから、さらに残業代が足される可能性も考えられます。
そうすると、工場派遣の平均的な年収は250万円ほどと推測できるでしょう。
これは時給が1000円である方の年収になるため、これより時給が高い場所で採用されている派遣の方は、最終的な年収が300万円を超える方もいらっしゃいます。
□高月収になるためのコツをご紹介します
工場派遣の時給や月収、年収の平均についてご紹介しましたが、さらにここから給与をあげるコツというものが存在します。
ここでは、そのコツを2つご紹介しましょう。
まず1つ目は、スキルアップをすることです。
工場での作業は、確かに地味で単純なものが多いですが、真剣に取り組むことで資格を得られるチャンスがあります。
そのような資格を取得して、専門的な業務に取り組めるようになれば、必然的に時給がアップすることでしょう。
また、マルチスキルを身に付けることも時給アップに繋がると言われています。
1つのポジションだけでなく、いくつものポジションをできるようになることで、急な欠勤や退職が出ても臨機応変に対応できるでしょう。
このような貴重な人材は、その経験の分だけ時給が高くなる可能性が高いです。
2つ目は、給料アップの交渉をすることです。
これは、しっかりと実績のある方に有効な手段でしょう。
自分の働きぶりが他人より優れていても、時給が周りを変わらないといったケースはよく聞かれます。
その場合、派遣会社と直接交渉することによって、時給がアップする可能性が期待できるでしょう。
派遣会社も、優秀な人材であればなるべく派遣先で直雇用にならないよう手元に置いておきたいと考えるため、時給の交渉に応じてくれることが多いです。
その際は、昇格の話や直雇用の話といったように、派遣先での実績や信頼の証拠があると、より昇給の可能性が高まりそうですね。
□まとめ
今回は、工場派遣の月収と年収について詳しくご紹介しました。
あくまでもこれは平均であり、働く環境や勤続年数などによって変化します。
また、今回紹介した高月収になるためのコツを実践して、より高い収入を実現して頂けたら幸いです。