工場と一口にいってもたくさんの業界がありますね。
例えば食品を作る工場、おもちゃを作る工場、自動車を作る工場など、幅広い業界にわたっています。
そこで気になるのが、それぞれの工場の忙しい時期と暇な時期についてです。
業界によって作っているもののターゲットが違うので、工場ごとに忙しさに差がでてくるのです。
忙しい時期に働くことができれば、生産数が多いので高い給料をもらうことができるでしょう。
逆に、暇な時期に応募してしまうと、あまり稼げないどころか希望する業界に入ることが難しいケースもあります。
そこで今回は、業界ごとの忙しい時期、暇な時期について大まかな目安をご紹介します。
□業界ごとの忙しい時期、暇な時期は?
では、業界ごとの忙しい時期、暇な時期を見ていきましょう。
ここでは、幅広い業界の中から代表して「自動車製造」「食品製造」「玩具製造」「印刷・印紙」についてご紹介します。
*自動車製造
自動車製造の忙しい時期は、自動車の買い替えタイミングと重なります。
自動車の買い替えを考える人は、まとまったお金が入る時期に多くなります。
そのため、ボーナス時期の7月、12月に忙しくなる工場が増えるようです。
また、年度末は決算の時期で忙しくなる傾向にあります。
この時期に自動車を売るという動きが強くなるので、注文が多く入るケースがあるのです。
また、年度末の2月3月というのは、4月の新生活に向けての需要とも重なります。
総合して7月、12月、2月、3月が忙しい時期と言えるでしょう。
*食品製造
食品系は作っているものによって忙しい時期が違います。
その多くは、イベントに合わせて変わります。
例えば、お菓子を作っているところでは、クリスマスシーズンが特に忙しいです。
一方、恵方巻やおせち料理など特定の日に需要が集中するものもあります。
特にイベントごとに関係しないような食品や、長期の保存がきくような食品は比較的安定していると言えます。
そのため食品製造の工場での忙しさは、何を作っているかに関わってきます。
*玩具製造
玩具もクリスマスシーズンがとても忙しい業界です。
クリスマスプレゼントを求める家族による需要が発生するためです。
クリスマスの後には、お正月のお年玉需要もあるため、12月は特に忙しい時期だと言えます。
おもちゃの需要が高まる日に向けて、前月あたりから忙しくなりはじめます。
また、こどもの日にも需要が高まるため、それに向けた4月も忙しくなります。
*印刷・印紙
印刷業界は、上記のものとは少し違い、個人よりは企業からの需要が高いものです。
いわゆる「BtoB」と呼ばれる対企業の業界は、繁忙期がイメージしにくいところがあるかもしれません。
確かに、イベントごとなどでの大きな繁忙期は比較的少ないものです。
しかし、2月3月は例外で、一年のうちもっとも忙しい時期になります。
なぜなら、年度末というのは新入社員や仕事の切り替えで書類が増える時期だからです。
また、決算期ということで広報費を使い切るための需要が生まれることも関係しています。
印刷・印紙業界は年度末がもっとも忙しいことが多いです。
□まとめ
ここでは自動車、食品、玩具、印刷・印紙の4つに絞って忙しい時期についてご紹介しました。
上記の時期以外は、比較的安定している状態です。
他の業界でも考え方は同じで、需要が増える時期はその前の月辺りから忙しくなるという傾向があります。
忙しい時期は休日が少なく負担が大きくなる半面、しっかり稼ぐことができるというメリットがあります。
また、募集が多いので仕事が見つかりやすいという利点もあります。
高収入を目指す方は、繁忙期を狙って応募してみてはいかがでしょうか。