皆さんは、結束力の強い会社と聞くと、どのようなイメージを抱きますか?
例えば、次のような2つのスポーツチームをイメージしてみてください。
「方向性や考え方はバラバラだけど、個人としては能力が高い選手がいるチーム」
「方向性や考え方は同じだけど、平均的な能力を持っている選手だけのチーム」
現段階で試合をすると、おそらく後者のチームが勝利するでしょう。
組織として何かを達成するためには、方向性や考え方を一致させる必要があります。
結束力の強い会社は、どんな困難なことがあっても組織力で乗り越えることができ、良質の価値を生み出すことができます。
そこで今回は、結束力の強い会社とは何なのか、フジアルテの経営理念を参考に解説していきたいと思います。
□「ベクトルを合わせる」
ベクトルを合わせるとは、一人ひとりの考え方や価値観を合わせ、進むべき方向と目指すべき目標を共有し、その目標の達成に向けて、個々の持つ最大限の力を終結させることです。
私たち一人ひとりは、それぞれ容姿が違うように考え方や価値観もそれぞれです。
もし従業員一人ひとりが、ばらばらの価値観や考え方、目標に従って行動したらどうなるでしょうか?
団体競技を思い浮かべるとよく分かります。
全員が勝利という共通の目標に向かって力を集結させ、強い使命感を持ち一丸となって戦っているチームと、各人が個人タイトルだけを意識しているチームとでは、おのずとその勝負に差がつくはずです。
企業も同様に、全従業員が一丸となって同じ目標に向かって力を集結させた時、会社全体として大きな力を発揮していくのです。
一人ひとりの力はわずかなものかもしれません。
しかし、一つひとつの小さな矢の方向と力が重なり合えば、ふといやとなり何倍もの力となって驚くような成果を生み出します。
1+1が5にも10にもなるのです。
このように会社のような組織では、考え方や価値観を一致させることが重要になります。
一人では達成できない目標も方向性を統一することで、3人では達成できるのです。
□「全員参加の経営」
全員参加の経営とは、全従業員がそれぞれの役割に応じて会社の事を考え、主体的に部門経営に参画し、意見を良い、責任を持って行動することです。
経営者だけが経営するのではなく、どんなに小さなことであっても、自部門の運営や計画立案に対して、誰もが自分の考えや意見を言え、関心を持つ事が「経営」への参加なのです。
「誰かがやってくれるだろう」「自分くらいはいいだろう」と無関心になるのではなく、一人ひとりが全体のために、皆のためにという気持ちで何事にも積極的に取り組む「全員参加」の姿勢が大切です。
組織の中に一人でも傍観者がいたり、会議や行事などで欠席者が居れば「全員参加」にはなりません。
全員参加の精神は、その経営活有働を通じて、集団としての素晴らしい成果を生み出すだけでなく、仲間意識や家族意識を醸成し、フジアルテに集う従業員の絆を生むことになるのです。
会社は、経営者だけで作っていくのではなく、従業員の意見によってより良いものになっていきます。
従業員によって作られた会社は、集団として大きな利益を生むだけでなく、結束力が強い会社になるのです。
□最後に
今回は、結束力の強い会社とは何なのか、フジアルテの経営理念を参考に解説していきました。
結束力の強い会社は、もし何か不安があっても、仲間がきっと助けてくれます。
このような環境ではたらくことは、モチベーションを高く維持することができ、個人としての成長にもつながるでしょう。
もし、これから、どのような会社に入るべきなのかと考えている方がいらっしゃいましたら、「結束力」という視点から考えてみてはいかがでしょうか?