派遣の夜勤をしている方に向けて、夜勤をやり続けるとどのようなリスクがあるのかということについて詳しく解説いたします。
派遣の夜勤には、さまざまな危険が潜んでいます。
気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。
□夜勤を続けることによる健康へのリスクとは?
夜から朝にかけて働く夜勤には、さまざまな健康上におけるリスクがあります。
具体的にどのようなリスクがあるのか、そしてその健康対策について見ていきましょう。
まず、夜勤を続けることによって生活習慣病やガンになるリスクが非常に高くなります。
夜勤をするために生活リズムを昼夜逆転させることで、睡眠の環境が大きく変化し食生活も乱れてしまうケースが多発しています。
また、週1回の夜勤勤務はあまりないでしょうが、日常において長期的に夜勤を続けていくことによって、そのリスクは危険な状態にまで高まります。
具体的な疾患するリスクがある病気の例としては、糖尿病や高血圧症、子宮がん、直陽がん、乳がん、前立腺などです。
つまり、健康上におけるリスクとしては、生活習慣病やがんになってしまう可能性が大きく高まってしまうということです。
夜勤を5年から10年程度続けることによって、糖尿病や高血圧症にかかるリスクが高まると言われています。
そして、夜勤を10年以上続けることによって、直陽がん、子宮がん、乳がん、前立腺がんのリスクが高まるでしょう。
また、もう1つのリスクとして性ホルモンが減少するリスクがあります。
人間の性ホルモンの分泌量は、体内時計と大きく関係しているということが、最近の研究によって明らかになりました。
夜勤を続けることによって体内時計のリズムが狂ってしまうため、性ホルモンが低下してすると言われています。
スペインで実施された調査の際に、夜勤で働く人と日中に働く人で女性ホルモンのエストロゲンや黄体ホルモン、男性ホルモンのアンドロゲンとメラトニンの代謝物の量を比較しました。
その結果、夜勤で働く人の方が黄体ホルモンやアンドロゲンの代謝物が高いレベルで測定されました。
このような調査によって、夜勤を続けることで性ホルモンのバランスが崩れてしまうということが分かっています。
そのため、結果的にがんや心臓病になるリスクが高まると考えられています。
なぜ、夜勤を続けることによってこのようなリスクが生じてしまうのでしょうか。
このリスクの原因として考えられているのは、夜勤によって乱れた生活リズムになる可能性が高くなり、そこから自律神経やホルモンバランスまでもが崩れてしまうことです。
このバランスが崩れることが、病気のリスクを高めることにつながっています。
しかし、これらのリスクはあくまで推測の範囲内でのものであり、夜勤によるさまざまなリスクはまだ立証はされていません。
そのため、これからは病気になるまでのメカニズムや予防対策などの研究が必要になると考えられています。
□夜勤明けにしてはいけない行動についてご紹介します!
それでは、次に夜勤勤務明けにしてはいけないダメな行動についてご紹介します。
一体どのような行動をしてはいけないのか、そのNG行動は主に3つあります。
1つ目のNG行動は、帰宅した後にすぐ寝てしまうことです。
帰宅した後にすぐ寝てしまった場合、8時間睡眠をとることを仮定して、起きるのはお昼すぎごろになります。
お昼に起きてしまった場合、次の夜勤の勤務中とても眠たい状態になってしまいます。
つまり、帰宅した後すぐに寝ることによって勤務中眠たくなり、作業効率も大きく低下してしまいます。
そのため、帰宅後直後は1時間前後の仮眠程度で済ませることがおすすめです。
2つ目のNG行動は、カーテンなどで光を遮断して、部屋でダラダラと過ごすことです。
夜勤で働いている方も、日中働いている方と同じように積極的に外出して活動した方が良いでしょう。
カフェやレストランのモーニングを食べに行くことや、ランニングをする、図書館で勉強する、などがおすすめの過ごし方です。
そして昼前に家に帰ってきて、次の勤務まで睡眠をしっかりと取れば大丈夫でしょう。
他にも昼前までに何をしようか、ぜひオリジナルの過ごし方を考えてみてください。
3つ目のNG行動は、ギャンブルに行くことです。
ギャンブルに行くのは、この3つの中でも1番してはいけない行動です。
夜勤勤務を終えた人の中には、パチンコなどギャンブルをするために店に行こうとする人がいます。
しかし、パチンコ店が開店するのは朝の10時です。
そのため、開店するまでの時間をわざわざ待機している場合や、帰宅後に仮眠をとってから向かう方もいらっしゃるでしょう。
このように、無理にギャンブルに行くことによって体の負担が大きくかかり、次の勤務にも悪影響を与えます。
ギャンブルの中でも、夜勤明けにパチンコに行く人はかなり多いです。
中には、夕方4時までパチンコをしている人や、夢中になってしまって一睡もせずに次の仕事の時間を迎えている方もいらっしゃいます。
そのため、夜勤明けにはパチンコなどギャンブルには行かないようにしましょう。
次の勤務に向けて、睡眠時間はしっかりと確保することをおすすめします。
□夜勤明けの体調管理のコツについて解説します!
最後に、夜勤後の体調管理のコツについて解説します。
人間は本来、朝に起きて夜に寝るように生活リズムが組み込まれています。
そのため、夜勤での勤務を続けている方はしっかりと体を休めるための工夫が必要です。
特に、交代勤務や工場の仕事を始めたばかりの人は、しっかりと休息をとらなければ体調を崩してしまう原因になります。
そこで、夜勤明けの体調管理のコツを3つご紹介します。
1つ目のコツは、寝室を暖かくすることによって、できるだけリラックスして寝床に入れる状態をつくることです。
寝室を暖かい状態にしておくことはとても大切です。
寝室が寒い状態であれば、入眠の妨げになってしまう場合や、途中で目覚めてしまう可能性があります。
また、睡眠の質を一定に保つという観点から見ても、寝室の暖かさは重要です。
2つ目のコツは、遮光カーテンやアイマスクを使用することによって、太陽の光を完全にシャットアウトすることです。
カーテンで光を完全に遮断するだけでも、十分な場合も非常に多いです。
それでも太陽の光が気になるという場合は、アイマスクを購入して使用してみることをおすすめします。
アイマスクは、近くの薬局で使い捨てのものが売っていますし、長く使い続けたいのであれば通販サイトなどでも購入できます。
ぜひ探してみてください。
3つ目のコツは、音が聞こえないようにして、静かな環境を作ることです。
寝室の窓やドアを閉め、静かな環境を整えて睡眠をとるようにしましょう。
それでも、音が気になる環境にあるという方も中にはいらっしゃると思います。
そのような場合には、耳栓やヘッドフォンをつけるなどしてしっかりと対策を考えましょう。
このように、夜勤明けの体調管理を行う場合には、しっかりと休息をとるための環境が大事であることがわかっていただけたのではないかと思います。
この3つのコツを踏まえて、休める環境を実現できるよう、他にも工夫をしてみましょう。
□まとめ
今回は、派遣を続けた場合どのようなリスクがあるのか、そして夜勤明けにしてはいけない行動や、体調管理のコツ等について詳しくご紹介いたしました。
具体的に何をする必要があるのか、イメージができたのではないかと思います。
派遣で仕事をお探しの方は、ぜひ1度当社へご相談ください。