「派遣と出向ではどう違うのか分からない」
「派遣と出向、それぞれの特徴が分からない」
このように、お考えの方は多いのではないでしょうか。
この2つには大きな違いがあり、それぞれに異なった特徴があります。
そこで今回は、派遣と出向の違いについて紹介します。
□派遣と出向の違いとは
派遣と出向が、同じように感じる方も多いのではないでしょうか。
しかし、この2つには大きな違いがあります。
そこで、まずはこれらの違いについて3つ紹介します。
1つ目は、雇用契約です。
派遣では、派遣会社と雇用契約を結びます。
それに対し出向では、出向先または出向先と出向元の両方と雇用契約を結びます。
また、雇用契約先が異なることで、給料の支払いなどを担当する会社も異なってきます。
2つ目は、雇用期間です。
派遣では、1つの契約における雇用期間は比較的短くなっています。
短いケースは約1ヶ月程度の単位で、長いケースでも3ヶ月から半年程が一般的です。
しかし、中には1年以上継続することもあり、器官は会社や業界によって大きく異なることもあります。
出向では、その目的にもよりますが、多くは1年以上の勤務から始まることが多くなっています。
一般的に多くのケースで、長期間の勤務となるでしょう。
3つ目は、労働時間です。
派遣では、契約書で労働時間が定められていることが多く、時間外労働は派遣元の36協定の範囲内でさせることが可能です。
基本的には、派遣契約で定められている労働時間を元に残業代が発生し、その請求内容に関しては個々の契約によって変化します。
出向では契約の内容によりますが、基本的には出向元と同様の対応を求められることが多いでしょう。
しかし、ケースによっては、出向先が独自に条件を変更することもあります。
□派遣社員のメリットとは
次に、派遣社員のメリットを4つ紹介します。
1つ目は、自由度が高いことです。
プライベートを大切にしたい方や子育てのため、自宅の近くで働きたい方は多いのではないでしょうか。
派遣では、このような求める生活環境に合う職種や勤務時間、勤務地などの条件を設定し、仕事を探せます。
直接雇用の正社員とは異なり、派遣の仕事内容は契約によって定められます。
そのため、契約以外の仕事は基本的に発生しません。
このように、仕事以外の部分で様々な要望を持つ方それぞれに合わせた理想的な働き方が実現できるかもしれませんね。
2つ目は、様々な経験を積めることです。
先程紹介したように、派遣は雇用期間が短いことが一般的です。
そのため、色々な企業や職場を経験することでスキルアップできるでしょう。
1つの企業に長く勤めていると、他の会社の様子などは分かりませんが、派遣ではベンチャー企業から大手企業まで様々な職場を体験できます。
正社員として入社することの難しい企業での経験を積める可能性もあります。
また、同じ職種でも複数の企業で働くことで、多くの働き方に触れる機会を得られることも、自分の技術を磨くための大きなメリットとなるでしょう。
3つ目は、派遣会社に相談できることです。
正社員や契約社員の場合、仕事での悩みや不安などを現場の上司に相談することは難しいこともありますよね。
派遣では、仕事の悩みなどについて派遣会社が相談にのってくれます。
さらに契約が満了した際も、派遣会社が新しい派遣先との間に入り、サポートしてくれるため安心ですね。
また、派遣会社は長期的なキャリアプランについても一緒に考えてくれます。
将来的に実現したいことや目標などを相談することで、自分一人では思いつかないようなアイデアを提案してくれることもあるでしょう。
□まとめ
今回は、派遣と出向の違いについて紹介しました。
これら2つには違いが多く存在し、それゆえのメリットも多くあります。
多くの経験を積みたい方や自分に合った環境で働きたい方は、ぜひ当社までご連絡ください。