新たな派遣先での仕事に、不安を感じている方はいらっしゃいませんか。
もしかすると、業務外の仕事を割り振られることがあるかもしれません。
しかし、派遣社員であれば最初に業務内容は確定されていて、基本的に新たな業務を行う必要はありません。
今回は、仕事内容が契約と違う場合の対処法について解説します。
目次
□派遣先で仕事が違う場合とその際にしてはいけないこと
派遣先で、契約内容と仕事が違うトラブルを抱える方は少なくありません。
例えば、「パソコン作業無し」という業務内容だったのにも関わらず、実際に現場に行ってみると「パソコンでデータを入力しておいて」と言われることがあります。
さらに、専門知識がないのにその分野の仕事をお願いされるようなこともあります。
このように、まるで正社員のサブメンバーのように扱われて、仕事を追加されてしまい、トラブルを抱えてしまう可能性があります。
そういった場合には、どのように対処すれば良いのでしょうか。
対処する方法はいくつかありますが、前提としてやってはいけないことをまずは押さえておきましょう。
まずは、派遣先に直接言ってしまうことです。
派遣先の上司や同僚などと関係性が良いことなどが理由で話してしまう方がいらっしゃいますが、絶対に避けましょう。
余計に話がこじれる可能性や、仕事内容が良くなるどころか改善されずに悪化するかもしれません。
まずは派遣担当者に相談して、判断や対処法についての確認をするようにしましょう。
また、いきなり辞めるのもNGです。
いきなり辞めてしまうと、自分の信用を落とすだけでなく、次の面接で退職理由が言えなくなるかもしれません。
派遣担当者に伝えないと、辞める原因となったトラブルの詳細を把握できずに、全てが自分にとって不利に働きます。
必ず派遣担当者に相談して、判断や対処してくれないかなどを確認するようにしてください。
□契約外の仕事を頼まれた場合の対処法とは
*契約外の仕事を断る場合
派遣社員の業務内容は予め契約で決まっているので、もし契約外の仕事を頼まれたり追加されたりした場合は、断っても何の問題もありません。
例えば、「事務作業なのに営業を頼まれた」や「勤務地が勝手に変更された」といった場合は明らかに契約違反になるので、契約書の業務内容と照らし合わせて冷静に判断しましょう。
*自分がしたい仕事をその場で引き受けることについて
それでは、現場で「自分のやりたい仕事」を頼まれた場合はどう対応するのが良いでしょうか。
契約外の仕事と分かっていても、「自分の得意分野だから」「積極的に他の仕事にも関わりたい」という気持ちで引き受けてしまう場合もあるかもしれません。
しかし、こういった行動は取らないほうが賢明です。
自分が契約外の仕事を受けてしまうと、他の派遣社員の方に影響が出てしまうかもしれません。
「あの派遣社員がしてるから、君もできるよね」といったように、他の派遣社員にも追加業務が課されてしまう場合や、業務内容が拡大してしまい、評価基準などもぶれてしまう可能性があるので注意しましょう。
契約外の仕事で、自分がミスしてしまった場合はどうでしょうか。
派遣先に損害を与えるだけでなく、派遣会社にも迷惑をかけるのは目に見えています。
そして、契約外の仕事はご自身を守ることにもつながるので、受けないようにしてください。
*派遣会社の担当者に相談しよう
上記のような問題に直面した場合は、まずは派遣担当者に相談するようにしましょう。
独断で判断して行動すると、より問題を悪化させて立場を悪くしてしまうかもしれません。
□まとめ
今回は派遣で働く方に向けて、契約外の仕事を頼まれた場合に、どうすれば良いのかについて解説しました。
契約外の仕事を依頼された場合は、必ず断るようにしましょう。
派遣の仕事をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。