社会人になれば、1日のほとんどを会社で過ごすようになるでしょう。
その時間を楽しく過ごせなければ、かなり辛いですよね。
ここで指す「楽しく」とは、不真面目に過ごす事ではありません。
「信頼できる人たちと仕事をする」
「自分の力を十分に発揮できる」
人によって「楽しい」の定義も異なるでしょう。
多くの人が感じる「楽しさ」に共通しているのは、「自分の意見を伝えられる環境」と「自分が他の人に貢献している事」が満たされている状況ではないでしょうか。
では具体的に、それらは一体どのような状況なのでしょう。
その答えは、私達フジアルテの経営理念の中にあります。
今回は楽しく働くために欠かせない2つの考え方についてお伝えします。
【全員参加の経営】
どのような職場でも自分の意見を聞いてくれなければ、楽しいとは思えないでしょう。
そこで知っていただきたいのが、全員参加の経営です。
これは、全従業員がそれぞれの役割に応じて会社の事を考え、主体的に部門経営に参画し、意見を言い、責任を持って行動することです。
経営者だけが経営していては、どうしても現場の人から不満が出てきてしまいます。
どんなに小さなことであっても、自部門の運営や計画立案に対して、誰もが自分の考えや意見を家、関心を持つ事が「経営」への参加なのです。
「誰かがやってくれるだろう」、「自分くらいはいいだろう」と無関心でいては、それがいつかあなたの首を絞めるでしょう。
一人ひとりが全体のために、皆のためにという気持ちで何事にも積極的に取り組む「全員参加」の姿勢が大切です。
組織の中に一人でも傍観者がいたり、会議や行事などで欠席者が居たりすれば「全員参加」にはなりません。
全員参加の精神は、その経営活働を通じて、集団としての素晴らしい成果を生み出すだけでなく、仲間意識や家族意識を醸成し、フジアルテに集う従業員の絆を生むことになるのです。
【ベクトルを合わせる】
楽しく働くためには、他の人との協力が欠かせません。
ベクトルを合わせるとは、一人ひとりの考え方や価値観を合わせ、進むべき方向と目指すべき目標を共有し、その目標の達成に向けて、個々の持つ最大限の力を集結させることです。
私たち一人ひとりは、それぞれ容姿が違うように考え方や価値観もそれぞれです。
もし従業員一人ひとりが、ばらばらの価値観や考え方、目標に従って行動したらどうなるでしょうか。
団体競技を思い浮かべるとよく分かります。
全員が勝利という共通の目標に向かって力を集結させ、強い使命感を持ち一丸となって戦っているチームと、各人が個人タイトルだけを意識しているチームとでは、おのずとその勝負に差がつくはずです。
企業もそれと同じです。
全従業員が一丸となって同じ目標に向かって力を集結させた時、会社全体として大きな力を発揮します。
一人ひとりの力はわずかなものかもしれません。
しかし、一つひとつの小さな矢の方向と力が重なり合えば、太い矢となり何倍もの力となって驚くような成果を生み出します。
1+1が5にも10にもなるのです。
この状態を保ち続ければ、個人はもちろん、企業としても大きく成長できることが期待できるでしょう。
ベクトルを合わせるだけでなく、太い矢にする方法についても考えておきましょう。
今回は、私達フジアルテの経営理念の中から、楽しく働くために欠かせない2つの考えをご紹介しました。
冒頭にもお伝えしましたが、人によって「楽しい」と感じることは異なります。
現在の職場に楽しさを感じられていない人は、自分が思う楽しさとは何なのかを考えてみてはいかがでしょうか。
そして、それを明確にできたら、楽しく働けるように行動していきましょう。
何も行動しなければ、現状は変わりません。
自分にとって理想の環境で働くためにも、できることを少しずつ取り組んでいきましょう。