世の中には、たくさんの仕事があります。
派遣でたくさんの仕事を経験される場合、もしかするとそれぞれの違いに驚くかもしれません。
特に大きな違いの一つは、繁忙期・閑散期の違いです。
業界によって様々な要因で忙しくなったり、逆に暇になったりします。
今回は、業界別に繁忙期と閑散期について解説していきます。
目次
□業界別の繁忙期
業界ごとに違う繁忙期について、解説していきます。
ここでは求人業界、土木・建設業界、広告業界を取り上げます。
*求人業界の繁忙期
求人業界の主な顧客は、転職を希望する方たちです。
では、転職したいと思う人はどんな時期に多くなるのでしょうか。
一般的に、4月から仕事を新しくしたいという人は多いです。
そのため、4月の転職に向けて年明け~3月くらいまでが忙しくなる傾向にあります。
*土木・建設業界の繁忙期
土木・建設業界に大きく影響するのが、決算期です。
決算期には、予算編成の関係で法人の依頼や公共工事が増えます。
決算期前に工事を終わらせるために、9月末や3月末は特に忙しくなる傾向にあります。
また、新年度への工事ということで、やはり3月末は工事が多くなります。
年度末は、特に繁忙期だということです。
*広告業界の繁忙期
広告業界もまた、決算期の影響を大きく受けます。
予算を消化するために、年度末の需要が大きくなる傾向にあります。
また、大型の休みには広告が増加するので、ゴールデンウィークなどの前からは繁忙期と言えます。
シーズンごとに、広告は変わるということも影響します。
季節の変わり目の前から、忙しくなる傾向があります。
各イベントでも大きな需要が来るので、一年を通してずっと忙しいと言えるかもしれません。
大きくは、各シーズン前や年度末に忙しくなります。
□業界別の閑散期
先ほど取り上げた3つの業界での閑散期についても解説します。
閑散期は、目立ったものがある業界とない業界があります。
*求人業界の閑散期
上記の通り、求人業界は求職者の数によって忙しさが変わります。
転職希望者というのは、既に働いている人です。
ということは、現職が忙しくなる時期は転職を考えている暇がなく、転職者が少なくなる傾向にあります。
また、新しい求職者も4月に向けてという方が多いので、それ以降は減っていくことが考えられます。
具体的には、年末や5~6月は人が少なく、比較的閑散期であると言えます。
*土木・建設業界の閑散期
この業界は予算が大きく動きます。
そのため、予算編成がその時期にどうあるかで需要が決まってきます。
たとえば、予算編成ができあがりつつある時期の4月~6月は、比較的閑散期であると言えます。
また、梅雨の時期や台風の季節は外の工事は控えられることが多いです。
そのため、これらの時期は、外で工事するような業種では閑散期となる場合があります。
このように、同じ業界でも業種によって変わるのはよくあることです。
*広告業界の閑散期
上記にあるように、広告業界は一年を通してコンスタントに繁忙期が来ると考えられます。
そのため、目立った閑散期について言うことはできません。
ただし、仕事を受注するというスタイルのため、忙しさに波があるのは確かです。
業種や会社規模によって様々なので、個別に考える必要があります。
□まとめ
今回は数ある業界を代表して、求人業界、土木・建設業界、広告業界を取り上げました。
どれも共通して言えることは、それぞれの需要にしたがって繁忙期・閑散期が決まるということです。
これはとりあげた3つに限らず、あらゆる業界に対して言えることでもあります。
そのため、よく世の中の流れを考えればどの業界が忙しいのかがわかります。
それぞれの業界がどの程度忙しいのかを知れば、転職や派遣の選び方もより深く考えることができますね。