女性で仕事をしている方の悩みとして、よく挙げられるのが、産休を取ることができるのかということがありますよね。
また、派遣社員は産休をもらう面で不利ということを耳にしたことがあり、派遣として働くことに不安を抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
確かに、一昔前までは、派遣社員は、産休をもらう面で不利ということがありましたが、現在では、法律が整い派遣社員でも産休が取れるケースが多くなってきました。
さらに、通常の派遣社員よりも無期雇用派遣社員の方が産休を取れる可能性は高くなります。
そこで今回は、「派遣社員の産休事情について」と「無期雇用派遣社員になることで、本当に産休が取れる可能性は高くなるのか」について解説していきたいと思います。
□派遣社員の産休事情って?
そもそも、産休を取ることで何が変わるのかという疑問を抱いている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実は、産休を取ることで、身体を休めるだけでなく、次のようなメリットがあります。
*産休の期間中の健康保険・厚生年金保険料・介護保険料が免除される
*出産育児の一時金として、お子さん一人に対して42万円が支給される
*出産手当金として、健康保険から1日につき、標準の報酬日額の3分の2が出産手当金として支給される
以上のようなメリットが挙げられます。
産休を取れるか取れないかで、大きな違いがありますよね。
では、産休がもらえる条件ってどのようなものがあるのでしょうか?
条件として、まず健康保険に加入していることが大前提となります。
出産予定日の6週間前~42日前まで雇用が継続していること、つまり、出産間近まで働くか、雇用関係を持続させておく必要があるのです。
産休を取るために大事なポイントとしては、妊娠が発覚したら、まず派遣元の会社へ連絡、相談することです。
□無期雇用派遣社員では、産休が取れる可能性は高い?
前述したように、少し前までは、派遣社員が産休を取るということは難しいと考えられていましたが、今は産休が取れるケースは増えてきています。
また、通常の派遣社員より、無期雇用派遣社員の方が、その可能性はさらに高くになります。
その理由として無期雇用派遣社員になることで得られるメリットをご紹介していきたいと思います。
*福利厚生などの待遇が良い
通常の派遣社員は、正社員と比べると、待遇面で劣る面がどうしても目立ちます。
例えば、交通費が支給されなかったり、賞与がないなどが挙げられるでしょう。
また、産休の待遇についても正社員とは、劣る部分があるといえることでしょう。
しかし、無期雇用派遣社員になることで、通常の派遣と違って福利厚生などの待遇面が充実しているというメリットがあります。
交通費や賞与がしっかりと支給されたり、産休が通常の派遣社員と比べて取れる可能性が高かったりと、働くうえでの不安感を取り除いてくれたり、モチベーションを保つことにもつながってきます。
とはいっても、無期雇用派遣社員は給与や福利厚生などの待遇が正社員と同じように受けられるからと言って、「派遣社員」ということには変わりありません。
よって、無期雇用派遣社員だと言っても通常の派遣社員と比べると育休を含めた福利厚生などの待遇は良くなるかもしれませんが、正社員で働くのと比べると待遇が劣ってしまうということもあるでしょう。
しかし、無期雇用派遣社員になることで、特に女性の方は、産休を取れる可能性は高くなるので、是非選択肢の一つとして考えてみても良いのではないでしょうか。
□最後に
今回は、「派遣社員の産休事情について」と「無期雇用派遣社員になることで、本当に産休が取れる可能性は高くなるのか」について解説していきました。
派遣での働き方に興味を持った方は、無期雇用への転換も視野に入れておくよ良いでしょう。