皆さんこんにちは!!
フジアルテ滋賀営業所で所長を務めている鹿子木 優(かこき ゆう)です。
現在、皆さんは派遣に関して様々な悩みを抱えられていると思います。
今でこそ、「所長」という重みのある役職に就いていますが、私も前までは派遣社員でした。
そんな私がこの会社でどのように歩んできたのかを皆さんにお話しします。
この話を、皆さんが理想の人生を過ごせるように役立ててもらえたら嬉しいです。
【派遣社員のつもりが正社員に】
まず、私は高校卒業後、下水管を製造するメーカーに就職しました。
働き始めて3年目に、関東へ転勤する話を持ち掛けられたのです。
自分が知らない土地で働くことに対する不安が大きく、地元を離れたくなかったため、私は退職を決意しました。
その後、私は短期での仕事を探しながら生活をしていたのです。
その時に、フジアルテの2ヶ月短期募集広告を見つけたため、派遣として働くことを決意しました。
これがフジアルテとの出会いです。
当時、派遣に対して私が抱いていた印象は、正直、あまり良くありませんでした。
社会保険未加入でも働けて、短期でも高収入も期待できる魅力もありましたが、やはり正社員と比べてしまうと、どうしても見劣りしてしまいます。
ただ、「つなぎ程度の収入が入れば良いかな」と考えていたため、あまりこだわりを持たずに、派遣社員として働くことになりました。
派遣社員となった私は、請負先の工場でリーダーやサブリーダーの補助や新人教育、現場の改善活動に勤めていました。
サブリーダーに任命された際、年に一度行われる全社的に行う目標管理発表会で優勝したため、社員登用のお声をかけて頂けたのです。
【今に活きる派遣社員時の経験】
派遣社員の立場が分かる分、正社員になってから大変なこともありました。
それは、当時の従業員との契約終了通知面談です。現場の特徴として、8月のお盆休み明けに従業員数が半減するというのがありました。
あるラインではピーク時に80名も居たのに、お盆休み明けには40名以下となってしまうのです。
その時の契約終了者の人選と本人への通知は辛かったです。
つい先週まで何度も一緒に飲みに行ったのに、次の週には通知をしなければならないのは心が痛みました。
その他にも、プライベートでの付き合いも多数あったため、苦渋の決断を強いられました。
ただ、面談時に彼らの多くが「この生産状況だから仕方がない。鹿子木さんは悪くない。気にしないで。」と言ってくれたのです。
自分自身の明日すら見えない状況なのに気遣ってくれた事は今でも記憶に残っています。
その上、彼らはまた同じ時期に応募してくれたり、戻ってきてくれたりしたのです。
個別で連絡を取り合っていた人も居ましたが、実際に会うと、なんとも言えない嬉しさで心が一杯になります。
今でも彼らとは繋がっていますし、その中には現場社員として登用されて、ライン長を務めている人も居るのです。
派遣社員として勤務していたからこそ、彼らと立場や想いを共有出来て、深く繋がれたのかもしれませんね。
派遣社員時代の経験は今でも活かせています。当時は、リーダーやサブリーダーとして、人に教える機会が多かったため、適切な教え方、指導方法を身に付けられました。
営業所長として、指導する時もそれは変わりません。
派遣での経験を軽視されている方もいらっしゃいますが、それは勿体ないです。そう何度とない経験を今後に活かせるようにしてください。
【フジアルテで明確にできた自分の大切な事】
また、フジアルテで社員になったことも大きいと思います。
高校を卒業してから就職したメーカーでも派遣労働者の方が多く居らっしゃいました。
正社員の私は作業指導などをしていましたが、退職しても次の派遣社員が来るため、あまり人との繋がりを気にしていなかったです。
フジアルテではそのような事なく、同じ職場で働く仲間として、仕事だけでなくプライベートも過ごすことがあります。
やっぱり仲が良い方が仕事も進めやすいです。仲間意識の大切さが仕事を通じてわかりました。
もう一つ、フジアルテで良かったと思えることがあります。
それは、自分の他にも現場スタッフから事業所長や営業所長を務めている人が多い事です。
皆さんの中にも目標としている人がいらっしゃるでしょう。
上司や先輩など、身近な人が目標であればモチベーションも維持しやすいですよね。フジアルテには目標にできる人が数多く在籍しています。少しでもフジアルテに興味を持って頂けると嬉しいです。
【今までの私、これからの私】
自分の今までの経歴を振り返ると、「人との縁を大切にする」事が非常に重要だなと痛感します。
よき先輩方、同僚との出会いのおかげで今があるのでしょう。
特に、最初に入った現場で出会った方々には、格別なフォローを頂いたこともあります。
これからも人と人との縁を大切にして仕事に取り組んで行きます。
その他にも仕事で大切にしていることがあります。それは、嘘をつかない事と損得ではなく善悪で判断することです。
ビジネスというよりは人間として必要なことかもしれませんね。
けれども、ビジネスも結局は人と人との関係によって成り立っています。人として信頼できない人と取引をしたくないですよね。
そのためにも、ビジネス云々の前に人としての基礎をしっかりと形成することが重要だと考えています。
私の今後の目標は、役職・地位・お金ではなく、自分と関わった人たちがキャリアアップを図り、各拠点長などになれる人材を輩出することです。
大まかに言えば、フジアルテの未来に貢献していくことになるのでしょうか。
フジアルテを通じて、もっと多くの人と縁を紡いでいきたいですね。
いかがでしたでしょうか。
簡単にですが、私の経歴などをお話ししました。
最初は派遣のつもりだけだった私ですが、予想を大きく超えて営業所長を務めています。
派遣を通じて、学んだことは今でも貴重な財産です。
皆さんも「派遣だから…」と謙遜せず、派遣を通じて自分の中で大切なモノを見つけてみてみませんか。