「一人暮らしをしたいけど、引っ越しできるほど十分なお金がない」
「短期間でお金をしっかり稼ぎたい」
工場の派遣をお探しの方で、このようにお悩みの方はいらっしゃいませんか。
そんな方にオススメなのが「住み込み」で働くことです。
そこで今回は、住み込みで働くメリットとデメリットをご紹介します。
□住み込みで働く際の基礎知識とは?
求人に記載されている寮や社宅には、いったいどんな住環境が用意されているのでしょうか。
まず、部屋の形態はワンルームや3LDKのように、その企業が所有する住居の種類によってさまざまです。
そのため、家賃も一人部屋か共同部屋かといった条件によって異なります。
一人部屋であれば、プライベートをしっかり確保できるためゆっくり過ごしやすく、共同部屋の場合は、職場の方と一緒にいる時間が長くなるため、友人や相談相手を見つけられ、早く職場に慣れるでしょう。
また、このような住居は、家賃が無料になる可能性があります。
もし、家賃がかかる場合でも1万円から3万円といったように非常に安い値段であるところが多いでしょう。
そのため、事前にその企業が家賃や食費、交通費といった「生活費」をどこまでサポートしてくれるのかチェックしておくのがオススメです。
他にも、住居の周辺にコンビニやスーパー、ドラッグストアがあるのか、門限のような規則はあるのか、テレビやエアコンといった家具や家電はどれくらい備え付けられているのかといったことも確認しておきましょう。
□住み込みのメリットについて
寮や社宅を利用して働いている方たちは、実際どんなところにメリットを感じているのでしょうか。
最大のメリットは、なんといってもお金を貯められることでしょう。
給料自体は他の仕事とほとんど変わらなくても、家賃や光熱費、食費を抑えられることを考慮すると、一人暮らしをするよりも圧倒的に生活費が安くなり、その差額分を貯金に回せるのです。
他にも、同僚や職場の方たちと仲良くなれる機会が多いことや、周りに誰かいるため孤独や寂しさを感じないこと、仕事での悩みを気軽に相談できるといったように、さまざまなメリットがあります。
□デメリットにご注意!
先ほど、メリットについてご紹介しましたが、住み込みにはデメリットもあるため注意しましょう。
特に、ブラック企業では「寮や社宅生活だからこそ」の辛い思いをすることがあるでしょう。
ここからは、ブラック企業の住み込みで働いた際のデメリットを、具体例とともにご紹介します。
まず1つ目は、刑務所のような暮らしになってしまった例です。
ブラック企業の中には、寮に戻ってからでも業務を行わせるような悪質な業者があります。
また、職場の方も近くにいるため、常に見張られているような感覚が続き、精神的に疲れてしまう方が多いでしょう。
2つ目は、休日に呼び出され、プライベートが確保できない例です。
これは、会社の近くの寮に住んでいた際に、すぐに会社に駆けつけられるものだと思われてしまい、休日に呼び出されたり会社の行事のために短時間でも強制的に出勤させられたりしたというものです。
中には、自分の部屋にまで上司が訪れて呼び出しをされたため、断れず仕方なく仕事に出かけたというような事例もあります。
このようなことが続くと、会社から手軽で使い勝手の良い人間と思われているように感じてしまい、働くことへの意欲が下がってしまうでしょう。
□まとめ
今回は、住み込みで働くメリットとデメリットについてご紹介しました。
住み込みで働く際は、事前に会社がどこまで生活をサポートしてくれるのか、それに加えて寮や社宅の立地環境やルールを把握しておくことが大切です。
メリットがたくさんある住み込みですが、デメリットもあることを忘れないように注意しましょう。