こんにちは、製造系・工場求人総合サイトのしごとアルテです。
これから先の時代、どのような変化が起こるか誰にもわかりません。
現在では誰もが持っているスマートフォンも、10年前にはその存在と普及率は考えられなかったでしょう。
今から5年先、10年先の社会はどうなっているのでしょうか。
そのような社会で生きていくには、存続している可能性の高い業界に勤めたいですよね。
今回は、数ある業界の中でも比較的安定しているとされる、製造系に注目してみましょう。
専門家の意見も参考にしたいですが、この記事では実際に勤めている人達に聞いてみました。
彼らの意見を参考に、自分が勤めるべき企業を考えてみませんか。
今回は、製造系に勤めている人達が考える自身の将来性についてお伝えします。
【製造系の業績】
業績は景気の影響を大きく受けますよね。
景気には波がある為、良い時があれば悪い時もあります。
全体的な景気が落ち込んでいる現在、製造系の業績はどのように考えられているのでしょうか。
製造系に勤めている人達に業績を聞くと、以下のような結果が出ました。
・良い:30%
・どっちでもない:35%
・悪い:35%
この結果を皆さんはどういう風に受け取りますか?
「思っていたよりはマシ」、「結構悪い」など、どちらかというと「悪い」印象で受け取られた方が多いと思います。
しかし、「良い」と思っている人も3割は居るため、景気の波によっては逆転できるかもしれませんね。
では、業種ごとの業績をみていきましょう。
・機械業界:「良い」28% 「悪い」36%
・自動車業界:「良い」33% 「悪い」25%
・家電業界:「良い」18% 「悪い」53%
それぞれの業界の状態を一言でいうと、機械業界は平均的、自動車業界は良好、家電業界は低迷と言えるでしょう。
家電業界は外国からの参入への対抗が課題に成っているため、これから先も厳しい現実が続くかもしれませんね。
製造系の中でも業績に差がある為、自分が期待できる会社を見つけてください。
【日本の主力産業で居られ続けるか】
製造系は日本の主力産業として、長い歴史を支えてきました。
しかし、先進国の技術向上や諸外国からの参入によって、その地位が危うくなっています。
そのような状況を製造系に勤めている方々はどのように思っているのでしょうか。
調査した結果、以下のような結果に成りました。
・主力産業じゃなくなる:45%
・現状を維持していく:40%
・復興していく:15%
3人に1人以上は、主力産業で居られないと思っているみたいですね。
実は、年代によって回答に差が出ています。
「主力産業じゃなくなる」と回答した人を年代ごとに分けると、以下のように成ります。
・20代前半:30%
・20代後半:40%
・30代前半:40%
・30代後半:50%
若い年代ほど製造系に期待を抱いていますが、年を重ねるにつれて厳しい現実を把握しているようにも思えます。
ちなみに、一番絶望感を抱いているのは、30代前半です。
30代前半で「徐々に復興していく」と答えたのは、10%しか居ませんでした。
では、業界ごとに見ていってみましょう。
業種ごとにおける「主力産業じゃなくなる」と答えた人の割合は以下の通りです。
・機械業界:46%
・自動車業界:41%
・家電業界:45%
日本の製造系の中でも力を持っている自動車業界ですら、4割近い人が衰退していくと考えています。
楽観視すらできない状況を考えると、日本の製造系は非常に危うい状態なのかもしれませんね。
まとめ
今回は、製造系に勤めている人達が考える自身の将来性についてご説明しました。
日本の製造系は以前の様ほど、大きな力を持っていません。
業種の中には、時代の流れに飲み込まれてしまう所もあるでしょう。
しかし、日本の企業は、様々な景気の波にも対抗し、生き残ってきました。
簡単に消滅することはないでしょう。
製造系の将来と培ってきた力を考慮して、自分が就きたい企業を見つけませんか。