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週休二日制と完全週休二日制の違いを解説します!

「休日の制度って、ややこしくてわからない」
「週二日は絶対に休日がある制度ってどっち?」
このようにお考えの方はいらっしゃいますか?
労働条件の中で、給料と並んで大切なことは休日ですよね。
よく導入されている休日の制度に、完全週休二日制と週休二日制があります。
二つは似ているため、同じ意味で使ってしまっている方が多いと思います。
しかし、二つには明確な相違があります。
そこで、完全週休二日制と週休二日制の相違点を解説します。

 

□「完全」がつくか、つかないか

「完全」という言葉がつくだけで、言葉の意味が大きく変わります。
実際、どれだけ言葉の意味が変わるのか見ていきましょう。

完全週休二日制は、確実に週に二日の休日を取れる制度です。
たとえ、休日が一日しかない週が一週しかなくても、完全週休二日制とは言えません。
しかし、必ずしも毎週土日が休日であるとは限りません。
法律では、「会社は毎週少なくとも一日、社員に休日を与えなければならない」となっています。
企業によっては、休日が毎月・毎週異なる場合もあります。
そのため、求人票に記載がない場合、企業に確認しましょう。

週休二日制は、二日の休日を取れる週が月に一回以上ある制度です。
そのため、閑散期と繁忙期で休日の回数が異なる企業もあります。

上記の通り、二つの相違点は、確実に週二日の休日を取れるか取れないかです。
そして、二つの制度において、休日の差は最高で四十日ほどあります。
そのため、趣味やスキルアップのために時間を使いたい方は、完全週休二日制をおすすめします。
また、法律によると、労働時間は一日八時間かつ週四十時間以内と決められています。
このことから、休日が少ない週休二日制の場合は一日の労働時間が八時間より短くなる場合もあります。
そのため、「毎回八時間働くことは大変」という方におすすめです。

 

□週休二日制を導入している企業の割合

「何らかの週休二日制」を導入している企業の割合は八割ほどで、かなり浸透していると言えます。
完全週休二日制を導入している企業は五割弱で、あまり浸透しているとは言えません。
また、業界別で見ると、かなりの差が出ていることがわかりました。
一番浸透している業界は金融業・保険業で、九割以上でした。
金融業はマーケットが土日に閉鎖しているなどの理由により、浸透しやすかったと推測できます。
反対に、鉱業・採石業・砂利採取業は二割ほどで全く浸透していません。
皆さんも鉱業・採石業・砂利採取業と聞くと、大変そうなイメージがあると思います。
完全週休二日制を導入している企業が少ないため、他の企業と差別化を図り、導入する企業も存在します。

 

□その他の休日の制度

週休一日制、隔週休二日制、シフト勤務制、変形休日制、週休三日制があります。
ここでは、隔週休二日制と変形休日制とシフト勤務制について解説します。

 

*シフト勤務制

シフト勤務制は、企業側が始業・終業の時刻を定め、労働者はそのシフトに従って、労働します。
また、二交代制や三交代制があります。
そして、休日の制度は法律で「八時間三交替制で一定の要件に該当するときは、休日として継続二十四時間を与えれば差し支えない」と決められています。
よく間違えられやすい制度として、フレックスタイム制があります。
フレックスタイム制とシフト勤務制は別物のため、気をつけましょう。

 

*隔週休二日制

隔週休二日制は、週二回の休日が取れる週が月に二回ある制度です。
そのため、週休二日制との相違点は、確実に二日の休日を取れる週の数です。
しかし、場合によっては隔週休二日制の方が休日が少なくなることもあります。

 

*変形休日制

変形休日制は、会社から四週間で四日以上の休日を与えられた場合、例外的に週に一日以上の休日を取れない制度です。
この制度は、対象となる業界は決められていません。
しかし、建設業などの週に一日以上の休日を取ることが難しい業界によく見られます。

 

□まとめ

週休二日制と完全週休二日制の相違点を解説しました。
相違点を理解していないと、想定していた休日を取れないかもしれません。
また、上記の通り、二つ以外にも様々な休日の制度があります。
そのため、しっかりと求人票を確認して、応募しましょう。

 

 

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