「工場で働いてみたい!」
「今度、工場に勤務することになった」
このような方はいらっしゃいませんか?
一口に工場と言っても、さまざまな業界がありますよね。
工場は、食品系、電子部品系、薬品系などの業界に分けることができます。
それぞれに特徴があり、働く上で注意するべきポイントも異なります。
工場で働くときの注意点は、自分の身を守るためにも知っておきたいものです。
そこで、今回は工場で勤務するときの注意点について業界別にご紹介します。
目次
□食品系工場で働くときの注意点
*衛生管理のための正しい服装
人にとって欠かせない食品を作っているのが、食品系の工場です。
お客様の口に入る商品を製造するため、一番注意するべきは衛生面となります。
食品系工場では特別な白衣作業着を着用し、帽子や手袋も装着します。
このとき、作業着を着崩したり帽子などを装着しないなどすると、体毛が落ちて異物混入の原因となってしまうのです。
また、着崩した服の裾が引っかかるなどして事故の原因にもなりかねません。
規定の服装はきちんと守って着るようにしましょう。
*制服の中は厚着が必須
食品系工場の中で、ライン作業を担当する方は厚着が必須でしょう。
食品工場の室温は、品質管理のために低めに設定されていることが多いのです。
さらに、ライン作業では身体を動かすことがほとんどありません。
そのため、厚着をして身体をこまめに動かしておかないと、血流が悪くなってしまいます。
*アレルギーに注意
工場によって扱う原材料は異なるかと思いますが、もともとアレルギー持ちの方は注意が必要です。
例えば、小麦粉アレルギーの方がパン工場などで勤務していると、大量の小麦粉が空気中に飛散しているため、症状が出てしまう可能性があります。
また、アレルギーを持っていない方でもアレルギーを発症してしまう可能性が上がってしまいます。
□電子部品系工場で働くときの注意点
日本の物作りを支えているのが電子部品系工場です。
「電子部品を作るためには、特別な資格が必要になるのでは・・・?」
などと不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、実際は未経験の方でも活躍できる環境であることが多いです。
難しそうに思える機械の操作も、慣れれば簡単にこなせるようになります。
しかし、電子部品系の工場では体力と精神力が必要になります。
機械を扱う場所での勤務では、一日中立ちっぱなしで作業を行うことになります。
逆に、検品などの場所で勤務することになれば、一日中座りっぱなしです。
腰痛持ちの方には辛いでしょう。
どちらも単調な作業である上にミスは許されないので、高い集中力が必要になるのです。
□薬品系工場で働くときの注意点
薬品も食品と同様に、お客様の身体に入るものです。
しかし、薬品のほうが食品よりも衛生面に厳しいことが多いようです。
食品系工場で使用されている作業着などよりも、高性能の作業着を着用することになります。
露出するのは、顔の中のわずかな肌のみとなることでしょう。
工場の環境は年中適温で清潔に保ってありますが、服装が厳重すぎて動きづらいことがストレスになるかもしれません。
また、常に近くに薬品があるため、いつでも神経を張っておかないといけません。
□まとめ
今回は、工場で勤務するときの注意点について業界別にご紹介しました。
業界によって特徴が大きく異なるので、注意するべきポイントも異なってくるのですね。
食品系の工場で働く方は、衛生面やアレルギーに注意してください。
電子部品系工場で働く方は、体力や精神力をキープする必要があるでしょう。
薬品系工場で働く方は、衛生面に注意しすぎるあまりストレスを感じることがあるかもしれません。
また、どんな業界の工場でも規則をきちんと守ることが一番大切です。
一人ひとりの意識を高く持つことで、工場全体を安全に稼働させていきましょう。