「派遣社員は在宅勤務できるのか」
派遣の仕事をお考えで、このようにお悩みの方はいらっしゃいませんか。
今回は派遣社員は在宅勤務で働けるのか、在宅派遣とは何かについて紹介します。
□在宅勤務とは
在宅勤務と併せてよく聞くものとして、テレワークやリモートワークがあります。
これらの違いをあまり理解していない方もいらっしゃるでしょう。
ここでは、それぞれの違いを明らかにしながら特徴について解説します。
まず在宅勤務とは、会社に出勤しないで家で働く形態を指します。
業務は基本的に、ノートパソコンなどの情報通信機器を使用します。
また、会社のメンバーとの連絡はインターネットのツールを使用したり、電話やFAXといった手段があります。
政府によるアプローチもあり、最近では在宅勤務を採用する企業も増えているようです。
その中には、出社する日にちと在宅勤務の日にちを決めているところもあります。
また、感染症や災害のため、一定期間のみ在宅勤務を進める場合もあります。
次に、テレワークについてです。
テレワークは情報通信機器を利用して、時間や場所に縛られず自由な働き方ができる雇用形態です。
また、テレワークを行う人をテレワーカーと呼び、国土交通省では1週間に8時間を超えて会社以外の場所でICTを使い仕事する人と定義されています。
さらに、この形態は2種類に分けられます。
1つ目は雇用型で、これは企業に勤める被雇用者が行う形態です。
働き方としては、モバイルワークや施設利用型勤務があり、在宅勤務も含まれます。
2つ目は、自営型です。
これはフリーランスなど、個人事業者や小さな事業者が行うテレワーク形態を指します。
最後に、リモートワークについてです。
これはリモートという言葉通り、遠隔で働くことを言います。
テレワークと一緒に使われることが多く、ほとんど同じだと思って良いでしょう。
□派遣社員は在宅勤務で働けるのか
派遣社員が直雇用ではないため、在宅勤務ができるのかと疑問に思う方がいて当然でしょう。
厚生労働省は、2020年に感染症予防のために派遣社員にも在宅勤務を適用するよう呼び掛けています。
コロナ禍における派遣社員の安全面を考慮して、行政はかつてより積極的に在宅勤務への対応を促しています。
しかし実際のところ、政府が要請しているからと言って、自動的に在宅勤務となる訳ではないでしょう。
働き方を変えるためには、労働者派遣契約の就業場所に従業員の自宅と記入する必要があります。
また、実際に自宅で仕事を行う場合は、派遣先管理台帳に就業場所を自宅と書くことも必要です。
□在宅派遣とは
在宅派遣という働き方があることも知っておくと良いでしょう。
ここでは、在宅派遣の特徴を3つ紹介します。
1つ目は、どこでも働けることです。
一般的な派遣社員だと、会社に出勤するのが普通です。
しかし、在宅派遣という形は、言葉通り家で働けます。
会社に出勤するまでの時間、業務開始や終了時間が自由のため、子育てや介護の両立もできるでしょう。
2つ目は、今までの経験やスキルを活かせることです。
都市部の企業からたくさんの募集があり、これまで働いてきた経験やスキルを活かすチャンスがあります。
3つ目は、時給が高く、やりがいのある仕事が多いことです。
都市部から離れた場所に住んでいても、都市部並みの時給が得られます。
仕事の難易度や求められるレベルも高いですが、その分やりがいがあるでしょう。
仕事の内容には、営業事務やマーケティング、法務といったバックオフィス系があります。
□まとめ
派遣社員は、在宅勤務で働けるのかや、在宅派遣について解説しました。
コロナが蔓延する中、自宅で働きたいという方は多いでしょう。
この記事を参考に、派遣という働き方に興味を持っていただければ幸いです。