こんにちは、製造系・工場求人総合サイトのしごとアルテです。
皆さんは製造エンジニアについてご存知ですか?
様々な部署を跨いで活躍している彼らを見て、憧れている方も居らっしゃるのではないでしょうか。
「あんなに活躍しているのだから、たくさんの収入があるのだろうな」
このような思いを抱えていらっしゃるかもしれませんね。
確かに、彼らの仕事ぶりを見ると、ちょっとした役職程度には稼げているように思えます。
でも、現実はそうはいかないようです。
果たして、どのくらい稼げているのでしょうか。
今回は、製造エンジニアの年収をお伝えします。
【企業規模別製造エンジニアの年収】
その会社の業種や規模によって、年収も異なります。
まずは、企業規模に注目してみていきましょう。
企業規模ごとの一般的な年収は以下の通りです。
・超大手企業:800~1000万円
・大手、外資企業:600~800万円
・中堅、中小起業:400~600万円
これらを見て、皆さんはどのように思われましたか?
「思っていたほど稼げていない」と思われた方がほとんどでしょう。
超大手企業の中には、1500~2000万円稼いでいる人も居ますが、割合は1割程度です。
大手企業や中小企業では、この金額に達する人は1%あるかないかでしょう。
年齢層で見ると、この差はさらに広がります。
30代前半で1200~1500万円の収入を稼いでいる人の割合は超大手企業で43%、大手企業や外資企業で18%です。
企業規模の違いが年収の違いに関わってきていることがわかりますね。
超大手企業に行けば年収も期待できますが、その分やるべき仕事や競争が激しくなっていくでしょう。
仕事量とのバランスを考えて、自分のキャリアを考えていきましょう。
【仕事と年収のバランス】
ここでも企業規模による格差が生じています。
企業規模ごとの仕事量に対する年収が「見合っている」と思っている人の割合は、以下の通りです。
・超大手企業:34%
・大手、外資企業:20%
・中堅、中小企業:20%以下
しかし、全体的に年収が見合ってないと思っている人は多数存在しています。
その割合を見ていきましょう。
仕事量に対して年収が100万円程度低いと思っている人の割合は以下の通りです。
・超大手企業:44%
・大手、外資企業:34%
・中堅、中小企業:50%
仕事量に対して欲しい年収の金額が変わった場合における金額も見ていきましょう。
・超大手企業:50%
・大手、外資企業:70%前後
・中堅、中小企業:80%
どの業界においても、半数以上の人が仕事量と年収に対して不満を抱いていることがわかりますね。
製造エンジニアに成るのであれば、相当の覚悟が必要をもって仕事に取り組みましょう。
【業種別製造エンジニアの年収】
どの業種において400~800万円前後が平均的な年収とされています。
その中でも、600~800万円と比較的高額な年収を得られているのは、次の6業種です。
・通信機器、設備
・半導体
・家電
・有機化学
・医療機器類
・輸送機器
これらの業種はここ数年、業績が好調です。
その上、以上の業種は30代前半の年収が600~800万円、800~1000万円に達している人が多いとされています。
近年は業種を超えた転職もしやすく成っているため、転職を考えている人はこれらの業種に目を向けてみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は、製造エンジニアの年収を様々な観点からご説明しました。
正直な所、製造エンジニアの年収は良いとは言えないでしょう。
しかし、仕事量の評価は年収だけで貰うものではありませんよね。
製造エンジニアとして活躍すれば、上司や同僚からの信頼など、目に見えない評価が貯まっていきます。
それらはあなたが困った時に手を差し伸べてくれますよ。
年収も仕事量を測る指標の一つではありますが、それに執着し過ぎないようにしましょう。
製造エンジニアに成って、やりがいや信頼など形のない評価集めませんか。
きっとあなただけの居心地が良い職場にできますよ。