働き方改革が新聞やテレビ、ネットで声高に叫ばれていますね。
勤務先でも働き方改革についてよく耳にする方もいらっしゃるかもしれません。
では、実際に企業はどのような新しい施策を導入しているのでしょうか。
今回の記事では工場やメーカーにおける、働き方改革についてご紹介します。
□製造業における「働き方改革」
働き方改革とは厚生労働省が中心となって進める働き方の見直しのことです。
2018年には「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律」が成立しました。
これは中小企業、そして製造業にとっても深く関係がある施策です。
今後の自分の働き方を再考するためにも、働き方改革について知っておきましょう。
製造業における働き方改革のポイントは主に以下の2つです。
*ダイバーシティの推進
ダイバーシティとは多様性という意味です。
製造業におけるダイバーシティの推進とは、高齢者や主婦、外国人労働者の雇用を促進することを指しています。
現在の勤務先に外国人の方がいらっしゃるところも多いのではないでしょうか。
*長時間労働などの見直し
政府の働き方改革の計画案では、長時間労働の是正が主張されています。
労働時間については以下のような時間外労働の上限規制が設けられました。
・残業時間は原則、月45時間まで、年間360時間まで
・月100時間を越えての残業は禁止
・年間7か月以上、月45時間を越えることは禁止
□施策実施事例
以下では製造業における働き方改革を実践されている事例をご紹介します。
*ヤマハ株式会社 様
・所定外労働の削減
所定外労働を月40時間以内としてガイドラインを決め過重労働防止に努めておられます。
また時間を意識した働き方実現のために毎月第二・四金曜日は17:30完全退社を徹底されています。
・年次有給休暇、特別休暇の取得促進
年間13日以上の年次有給休暇やファミリーホリデー、サイクル休暇といった特別休暇の取得を奨励されています。
・ワークライフバランス推進委員会
ヤマハ株式会社様では2006年よりワークライフバランス推進委員会を設置されています。
委員会では労働時間の削減や従業員の仕事両立制度の構築・改善が行われています。
仕事と家庭の両立を大切にする人にとっては、魅力的な制度を多く整えられています。
*松田鉄工株式会社 様
・「快適職場委員会」の設置
「快適職場委員会」とは様々な年代・立場の社員たちが「従業員が会社に本当に求めているもの」を話し合う場のことです。
様々な働き方改革の事案が、この従業員全体の話し合いから生まれてます。
「柔軟な働き方の支援」として、勤務日や勤務時間を調整しやすくした例や、ご高齢でも働きたい人のために定年を70歳までに延長した例があります。
「快適職場委員会」からは、従業員も一緒になって職場を活性化しよう、という明るい雰囲気が感じ取られます。
経営陣だけでなく従業員も参加して働きやすい環境づくりを推進できているとは魅力的な会社ですよね。
・キッズルームの設置
社内にキッズルームがある会社、あまり聞いたことがないですよね。
同社ではキッズルームという小学生の児童が利用できるスペースを設置されています。
ちなみにキッズルームの様子は事務所からモニターで確認することができるそうです。
子育て中の従業員にとっては、大変助かる制度ですが、このキッズルームも「快適職場委員会」から生まれたと言われています。
□まとめ
工場やメーカーにおいても働き方改革が取り入れられ、生産的な働き方が広まっています。
仕事選びの観点として、働き方がどのように工夫されているか調べることも重要ですね。
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