「製造業はこれから先細りしそうなイメージがあるけど、実際のところはどうなんだろう?」
「安心できるかどうかを知りたい。」
このように、製造業の将来性についてお悩みの方はいらっしゃいませんか?
どのような業界に行けばいいのかわからないと不安になってしまいますよね。
そこで今回は、ダイキン工業株式会社を例に挙げて、製造業について徹底解説します。
目次
□ダイキン工業株式会社ではどのような事業を行なっているのか
ダイキン工業株式会社は、大きく分けて六つの事業を行なっています。
それぞれ、どのような事業なのかを詳しく見ていきましょう。
*空調事業
オフィスや一般家庭用のエアコンなどの製品を使って、お客様に快適な空間を提供する事業です。
工場や空港などの広い場所や、病院や厨房などの特殊な場所にも取り入れられています。
他にも、食品などを輸送する際の冷蔵技術を提供したり、空調に関するお問い合わせ対応をしたりと、幅広く活躍しています。
*化学事業
フッ素樹脂やゴム、ガスなどの様々なフッ素化合物を世界中に届けています。
その種類は、およそ1800種類以上あります。
省エネや先端技術の開発に使われたり、フライパンや車などの生活必需品に使われたりと、たくさんの人の暮らしを支えています。
*フィルタ事業
清潔な空気を作り出すための、フィルターを開発する事業です。
工場、家、オフィスなどの空気を綺麗にしてくれます。
フィルタ会社をたくさん買収し、海外にも規模をどんどん広げています。
*油機事業
船や建設機器に使われる、油圧ポンプや油圧ユニットなどの開発を行なっている事業です。
環境に優しく、精密な動きができるように改良され、世界の産業発展に貢献しています。
*特機事業
航空機の部品や、医療機器などの精密さが求められる分野の製品を開発しています。
安心して暮らせるような、高機能・高品質なものづくりを行なっています。
*電子システム事業
今まで、業務改革を支援してきた中で蓄積したノウハウを活かし、お客様のニーズに合わせたソリューションを提案する事業です。
製品開発や、研究・企画の業務改善を支援するシステムや、高機能な設計システムなどを提供しています。
□製品のシェアは?
実はダイキン工業株式会社は、空調事業で売り上げが世界第一位になりました。
他にも、フッ素化学製品においては世界第二位、換気事業においても世界第一位のシェアを誇ります。
日本発の企業ですが、売り上げの約7割が海外で、グループ会社が245社もあります。
約150カ国に事業を展開していて、海外の売り上げ比率は7割を誇り、従業員の8割が海外で働いているなどのグローバルな活躍が特徴的な企業です。
また、現地の開発力をさらに強化するために、日本のトップレベルの技術者に赴任してもらう活動も行なっています。
反対に、海外の優秀な人材を日本に派遣することもあります。
□結局、ダイキン工業株式会社とはどのような会社なの?
ダイキン工業株式会社は、空気の専門家として、空気の問題解決に取り組んでいる会社です。
真に快適な空気をつくることで、豊かな暮らしと掛け替えのない地球環境を両立させることを目標に、空調機器を開発しています。
また、太陽熱を利用した省エネ性を実現し、未来の空気をよくするための技術への取り組みも行なっています。
このようにダイキン工業株式会社は、大切な空気を守りその可能性を広げるために、世界中に広く活動している会社です。
□まとめ
今回は、ダイキン工業株式会社がどのような事業をしているのか、製品のシェアはどのくらいあるかをご紹介しました。
製造業は不安だという方もいらっしゃるかもしれませんが、このようにグローバル展開をしていて、全世界でシェアが一位の会社なら安心できますよね。