当社の経営理念には、「ベクトルを合わせる」「公明正大に利益を追求する」「売上を最大に、経費を最小に」という考え方があります。
どれも会社が存続し、価値を与え続けるうえで非常に重要な考え方です。
今回の記事では、この3つの考え方とその価値についてお伝えします。
まずはそれぞれの考え方の説明です。
□「ベクトルを合わせる」とは
ベクトルとは、同じ方向に向かって進むエネルギーとパワーのことです。
そして「ベクトルを合わせる」とは、一人ひとりの考え方や価値観を合わせることから始まります。
そして進むべき方向と目指すべき目標を共有し、その目標の達成に向けて個々の最大限の力を終結させることを「ベクトルを合わせる」と表現しています。
つまり会社で言うと、経営理念が社員一人ひとりに浸透している状態で、会社の目的に向かって社員全員が全力を尽くすことに当たります。
一人の力ではどうしようもないことも、社員全員が力を合わせれば影響力は限りなく広がります。
□「公明正大に利益を追求する」とは
会社はそれぞれに思いを込めた素晴らしい経営理念を持っています。
しかし会社とは、いかに崇高な理念を掲げていても、利益をあげ続けなければ成立しません。
会社が存続しない場合、お客様に価値を提供することもできなければ、社員の生活を安定させることさえできませんよね。
また会社が利益を上げることは、従業員の経済面を支えることはもちろん、納税をして社会に貢献することにもつながります。
したがって会社は存続する限り、公明正大に利益を追求するべきなのです。
□「売上を最大に、経費を最小に」とは
一般的には売上を伸ばすと、その分経費が増えるとされています。
しかし当社では、売り上げを限りなく伸ばす努力の一方、経費を必要最小限に抑える姿勢が大切と考えています。
当社はいわゆる利益を追い求めていくのではなく、売上を最大にして経費を最小にしていく取り組みの結果として利益を捉えています。
そのために当社は一人ひとりの努力と並行して、経費の細かい把握や削減意識を持たなければなりません。
当社はこの「売上を最大に、経費を最小に」という経営の基本を常に意識し、利潤を生みだし続けています。
□付加価値の求め方とは
ベクトルを合わせ、企業の利益をできる限り追求することは、重要なことです。
しかし単純に利益をあげれば良い、というわけでは勿論ありません。
企業の成長や体質を強化する上で一層重視すべきは、売上や規模拡大ではなく「付加価値」を高めることです。
付加価値とは、価値あるものに付け加えられた更に魅力的な価値を指します。
また付加価値とは単に利益を上げることではありません。
付加価値とは、自由競争の中で質の高いサービスを提供し、公明正大に正しい利益を追求することによって求められなければなりません。
□正しい利益とは
公明正大なビジネスを展開するうえで、利益を求めるあまり投機(損失の危険を冒しながら大きな利益を狙ってする行為)に走ってはいけません。
また不当な手段を用いて得た利益は、会社の本質的な利益にはなりません。
顧客の役に立ち、相手から喜んでいただけるような付加価値を、自らの努力によって高めていくことこそが重要なのです。
□まとめ
企業とはたゆまぬ努力のうえ、利潤を追い続ける存在でなければいけません。
利益を生み続けなければ、社員や顧客に価値提供し続けることができないからです。
そのために当社は「ベクトルを合わせる」「公明正大に利益を追求する」「売り上げを最大に、経費を最小に」という3つの考え方を重視しています。
そして利潤を生みだす過程においても公正さにこだわり、付加価値を重視した企業発展を続けているのです。