皆さんは会社に自分たちの仕事をどのように評価してもらいたいですか。
きっと人によってある程度の違いが生まれると思います。
できれば、自分の考え方に合った方法で評価してくれる職場に行きたいですよね。
しかし、そう簡単に会社の評価方法を知る機会はありません。
そこで重宝するのが経営理念です。
その会社がどのような経営理念を掲げているかによって、会社が従業員をどのように評価するのかを知ることができます。
これを機に、経営理念を通して、あなたが最も望む方法で評価してもらえる会社に勤めませんか。
今回は、私たちフジアルテの経営理念を例に出して、企業の従業員に対する評価方法をお伝えします。
【実力主義に徹する】
フジアルテでは、年齢や経歴に関係なく、真の意味で実力を持つ人を昇格や役職に任命する「実力主義」を掲げています。
真の実力とは、みんなからも信頼され尊敬される人望と、高い職務遂行能力がバランスよく秀でていることです。
みんなの幸せのために自らの能力を発揮し、努力を惜しまず、情熱を持って行動する人には、自然と周りの人が信じてついていきます。
そのような真の実力を持つ人が、組織のリーダーとなった際に、仲間を幸せに導くために力を存分に発揮できる環境や気概があることも欠かせません。
皆さんは「上、三年にして下を知り、下、三日にして上を知る」ということわざをご存じですか。
このことわざは、上司というものは部下の本質を理解するのに3年間もの長期期間を必要とするが、部下は上司の本質をたった3日で見抜いてしまうということを意味しています。
つまり、上司はこれくらいのことは部下にわからないだろうと油断していると、部下はあっという間に実態をすべて把握してしまうという戒めが込められているのです。
このようなことわざもありますが、組織の長と人は、常にその言動を見られていることを意識しなければなりません。
「この人のためなら」と信じて、持てる力を最大限に発揮できる職場であれば、素晴らしい成果を上げていくことができるはずです。
一人一人が真の実力を身に着けることを意識し、同時に実力主義を尊ぶ風土を築き上げていけば、フジアルテは大きく発展し、ひいては会社を越えて、社会の幸せの実現につながるのです。
【高い目標を持つ】
フジアルテの原点である平尾工業は、1962年自宅の一室6畳ほどの場所を使って創業しました。
当時はビジネス業という存在もなく、まさにゼロからの出発でした。
前例がない過酷な状況でも「一人でも多くの人に働く機会を与え、役に立ちたい」、「日本の製造業を支えていきたい」という大きな夢と高い志を持って、常に新たな挑戦を繰り返し、今日まで成長してきたのです。
今は到底達成できないと思われるような高い目標であるかもしれません。
しかし、あえてその目標を掲げることで、そこに向かってエネルギーを集中させることができ、厳しい試練も乗り越えていくことができるのです。
たとえば、ハイキングで山へ行くのと、エベルストに登るのとでは、心構えや準備など、そのプロセスは全く違うものに成りますよね。
「何を目指すのか」という目標をできるだけ高く掲げることが、より大きな成長につながり、一人ひとりの自己実現が図られ、そのことが会社発展の原動力ともなるのです。
今回は、フジアルテの経営理念を参考に、企業の従業員に対する評価方法をご紹介しました。
正統な方法で従業員を評価できれば、彼らを一層成長させることができるでしょう。
従業員を成長させ、会社を成長させる。
そのために、フジアルテはこの方法で社員を評価しているのです。
フジアルテ以外に勤められている方々の中にも、この理念に同感できる方はいらっしゃると思います。
そのような方々は、この記事を参考に、より自分を高めてみてはいかがでしょうか。