時間に余裕ができると、仕事を始めようと思う人も多いはずです。
実際に仕事を再開する方で、派遣社員やパートとなるケースも多いです。
どちらで働くかお悩みの方もいると思います。
そもそも派遣社員とパートでは何が異なるかご存知でしょうか。
またどちらが自分に合った働き方なのでしょう。
今回の記事では両者の違いについてお伝えします。
□派遣社員とパートの定義
派遣社員は遣会社と契約を結び、勤務先の企業や会社と間接的な雇用関係を結んだ社員のことです。
つまり直接的に派遣先とは雇用を結んでいません。
そしてパートとは、パートタイム労働者を指します。
パートタイム労働者は法律上の定義では「1週間の所定労働時間が通常の労働者の1週間の所定時間に比べて短い労働者」とされています。
□派遣社員とパートの違い
以下、両者の雇用形態、給料、働き方、雇用契約期間、面接についてです。
＊雇用形態
両者では雇用先、誰に雇用されていいるかが異なります。
派遣社員は間接雇用です。
間接雇用とは、派遣先企業との間にいる派遣企業と雇用関係を結ぶ形態です。
具体的には派遣企業から雇用され、給料や福利厚生を派遣企業から受け取ります。
また派遣社員は勤務先で困ったことがあれば派遣会社に相談することができ、派遣先との条件交渉もしやすく、ある程度は自分の意見を反映することができます。
一方でパートは、勤務先の会社からの直接雇用として雇われます。
給料や福利厚生は勤務先企業から受け取り、条件交渉などは直接自分で行わなけれないけません。
＊給料が変わる
両者には給料の違いもあります。
たとえ同じ職場で同じ勤務内容をこなしたとしても、給料が異なることがほとんどです。
一般に派遣社員の方がパートよりも高い給料で雇われています。
＊働き方の柔軟さ
派遣社員は正社員よりもライフスタイルに合わせた働き方が可能です。
しかし派遣社員に比べてパートは働き方がより柔軟です。
パートは一般的に、シフトを決める形で勤務日を設定します。
したがってある程度は私用に合わせて勤務日数・時間を決められる柔軟性が魅力です。
対して派遣社員は勤務時間、勤務内容が固定されており、決まった労働時間働かなければなりません。
「できるだけ仕事に時間を縛られたくない、勤務時間は短くても構わない」
「給料は少なくても良いけど働きたい」
とお考えの方はパートを選ぶ選択肢もあります。
＊雇用契約期間
両者では雇用契約期間の違いが明確です。
会社はパートを簡単に解雇することはできません。
雇用期間に定めがなく、職場を気に入れば長期に渡って勤務することも可能です。
対して派遣社員は気に入った職場であったとしても、雇用期間が終了すればそれ以上勤務できません。
職場で長期的な人間関係を築きたい人には少し物足りなく思えるかもしれません。
＊採用時の面接の有無
パートは一般に会社との面接を経て採用されることが多いです。
それに対して派遣社員は法律上の規定により、採用時の面接がありません。
しかし、採用までに顔合わせや職場見学がある可能性があります。
顔合わせや職場見学では、実際の仕事の様子を見ることができ、希望勤務条件の確認なども行われる場合があります。
したがって派遣社員であっても事前に派遣先の方と会える可能性があるのです。
□まとめ
両者には給料体制、雇用形態、契約期間など様々な違いがありました。
もちろんどちらの働き方に優劣があるという訳ではありません。
どちらの働き方が良いかは人それぞれです。
自分が仕事に求める条件は何なのか考え、自分に合った働き方を選びましょう。
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