貿易事務という職業について、どれくらいご存知でしょうか。
事務という言葉がつきますが、他の事務職とは特徴が多少異なります。
貿易事務は、貿易手続きの専門知識と語学力を駆使して行う仕事です。
正社員だけでなく、派遣や契約としても働けます。
今回は、貿易事務がどのような仕事なのか見ていきましょう。
目次
□貿易事務とはどのような仕事なのか
貿易事務とは、海外と国内で輸出入を行う際に必要な様々な手続きを行う仕事です。
業務内容は輸出入時の書類作成、英語でのやり取り、輸送や通関の手続きなどがあります。
これらの業務を行う際には高度な専門知識が必要なため、その分事務職の中でも給料が高くなる傾向があります。
貿易事務がある会社は、商社やメーカーだけではありません。
貿易や通関業務を行う通関業者や海貨業者、船舶や航空の会社などにも貿易事務の仕事があります。
業界も会社も様々なので、仕事内容や業務形態も多様で派遣の仕事もあります。
□貿易事務という仕事のメリット
貿易事務は主体的に貿易を動かしていく仕事ですが、具体的にどのような働くメリットがあるのか知りたいですよね。
貿易事務の仕事では、以下の3つのメリットとやりがいがあります。
*英語力を仕事の中で活かせる
貿易事務では英語の書類作成をしたり、海外の会社とのコミュニケーションを英語で取ったりと英語を使う機会が多いので、英語力のある方は働きやすいでしょう。
そのため、英語を使った仕事経験がある方は重宝されます。
また、働きながら英語を使うことでさらなる飛躍を期待でき、グローバル化が進む中で追い風となり、転職でも優遇されるでしょう。
外資系企業や、IT企業以外にも様々なキャリアチェンジに活かせます。
*臨機応変な対応の積み重ねでコミュニケーション能力が上がる
貿易事務では、国内外の取引先とのやり取り以外にも保険会社や銀行、自社の他の部署など、多くの人とコミュニケーションを取る機会があります。
そのため仕事を適切にこなすためには、相手と自分の意見の相互理解をスムーズに行う必要があります。
仕事を続ける中で、自然とコミュニケーション能力が向上していくでしょう。
*専門知識が将来のキャリアプランに活きる
貿易事務では書類の書き方や、貿易間のお金の動き方、法律に関する専門的な知識が求められます。
そのため貿易事務を経験している方は非常に有利で、キャリアアップや転職も簡単と言えるでしょう。
子育てなど長期休暇を取った後でも、仕事への復帰もしやすいです。
□貿易事務はどんな人に向いているのか
貿易事務は海外の会社と取引を行うため、語学が堪能な方や世界規模の仕事をしたい方におすすめです。
さらに、社内外で多くの人とのやり取りが必要になるため、人と関わるのが好きな方に向いています。
他の事務職は決められた業務を淡々とこなすものが多いですが、貿易事務の場合は突然仕事が入ることも多く不規則です。
そのため臨機応変に仕事ができる方や、多くのタスクに優先順位を決めて的確にこなせる方は重宝されるでしょう。
逆に言うと、英語や外国人と関わるのが苦手だったり、臨機応変な対応力がなかったりする人には向いていません。
専門知識が必要で最初は敷居が高い仕事だと思いますが、逆に知識を身に付ければ受かりやすくなります。
貿易の勉強を日頃からコツコツと積み上げていける方に適しています。
□まとめ
貿易事務の業務内容やメリットについて解説しました。
貿易事務は高い語学力と専門知識が必要で難しい仕事ですが、雇用形態が広く派遣の仕事もあります。
私たちは人材派遣という仕事を通して、人々に働くやりがいを見つけてもらうための手助けを行っています。
派遣先をお探しの方は、お気軽にお問い合わせください。