現在派遣で働いている方、またはこれから派遣で働こうとお考えの方はいらっしゃいませんか。
その中には、派遣が有給休暇を取れるのか、疑問にお思いの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、派遣でも有給休暇がとれるのかどうかご紹介していきます。
□派遣でも有給休暇は取れるのか
派遣で働く際に有給休暇を取れるなら、できるだけ活用したいですよね。
結論を先に述べると、派遣でも有給休暇は取得できます。
しかし、ご自身でもしっかりと理解しておかないと、なかなかうまく活用するのは難しいです。
ここでは、派遣社員の有給休暇の基本的な知識について確認していきましょう。
*有給休暇とは
そもそも、有給休暇がどのようなものかわからない方もいらっしゃいますよね。
有給休暇とは、雇用形態にかかわらず一定の条件を満たすように働いた場合に取得できるものです。
雇用形態によらないので、派遣であっても取得できるのですね。
*有給休暇は何日取れるのか
それでは、次は有給休暇の日数に関してご紹介します。
有給休暇の日数は、1週間にどれくらいの頻度で勤務しているかによって決まります。
しかし、仕事を始めて半年間の間、労働日の8割以上出勤していないと、そもそも有給休暇を取得できないので注意してください。
具体的な事例について確認していきましょう。
まず、フルタイムで週5日働く場合、半年間で10日の有給休暇を得られます。
さらに、1年半勤務したら11日、2年半勤務したら12日といったように1年ごとに取得できます。
労災や育休などを使用している場合でも出勤扱いになるため、ご安心ください。
また、フルタイムで働かない場合でも、有給休暇は取得できます。
具体的には、週4日働く場合で、半年間に7日の有給休暇を得られます。
週1~3日勤務の場合でも、勤務日数に応じて有給休暇は与えられるため、事前に確認しておきましょう。
*有給休暇は誰からもらうのか
ここまで有給休暇についてご紹介してきましたが、一体誰が与えるのでしょうか。
結論を述べると、有給休暇を与えるのは派遣会社です。
派遣では、派遣先の企業ではなく派遣会社と雇用契約を結んでいます。
そのため、申請や付与のやりとりは派遣会社と行うようにしましょう。
派遣先の企業は変わっていても、派遣会社との契約が続いている場合には、有給休暇は持ち越せる点も魅力的でしょう。
しかし、契約更新の際に1ヶ月以上期間が空いてしまった場合には持ち越せないため、注意してください。
□派遣が取得する有給休暇について
コロナウイルスの流行によって、休業した企業は数多くあります。
このような休業によって、有給休暇への影響はあるのでしょうか。
結論を先に述べると、勤務開始から6か月を経過し、全労働日の8割以上出勤している場合には有給休暇は取得できます。
しかし、1週間の労働時間が30時間未満、労働日数が4日以下の場合には比例付与となる点も押さえておきましょう。
また、コロナウイルスによって派遣先が休業した場合には休業手当ももらえることがあるため、しっかりと確認しておくことをおすすめします。
当社では、派遣社員の方が働きやすい環境をつくるために、さまざまなバックアップを行なっております。
未経験の方の育成から、就業を始めてからの労働災害の予防なども担当しております。
有給休暇に関しても、お困りのことがございましたらすぐにご相談ください。
□まとめ
今回は、派遣でも有給休暇が取れること、また派遣が取得する有給休暇の特徴について解説しました。
有給休暇の日数や条件を知っておくことで、取得する際にもスムーズでしょう。
また、コロナウイルスの状況下でも有給休暇は取れるので、派遣会社とよく相談しておきましょう。
ぜひ参考にしてみてください。