「日本で働きたいと思っているが、外国人はどのように仕事を探せばいいのだろうか?」
「日本語を話すことはできるが、日本での仕事の探し方は海外とは違うため、どのように探せばよいのか教えてほしい。」
このように仕事の探し方について、お悩みの海外の方もいらっしゃるのではないでしょうか?
日本には、独自のビジネス構造があるため、どのように仕事を探したらよいのかわからない方も多いでしょう。
また、その国で使われている言語が話せたとしても、文化の違う土地で就職するのは大変ですよね。
今回は、外国人のための仕事の探し方について、ご紹介します。
目次
□外国人採用の現状
日本では、少子高齢化や人口の減少に伴い、働ける人の数が減少している傾向にあります。
そのため、外国人も大切な労働力として、採用を検討している企業も多いでしょう。
厚生労働省の「外国人雇用状況」というデータによると、平成29年度には120万人以上の外国人が日本で働いていました。
この数字は、平成30年度に比べて増加しています。
そのため、これからも日本で働く外国人の数は増えていくと予想されています。
□仕事の探し方
*外国人雇用サービスセンターを利用する
外国人雇用サービスセンターは、ハローワークによって提供されています。
センターでは、日本で働きたいと思っている外国人や留学生の就職を手助けしています。
直接センターに足を運ぶことで、就職についての相談ができるでしょう。
また、ハローワークの求人の中から、外国人向けに選び抜かれた求人が見られます。
センターの利用は無料のため、気軽に訪れられることも魅力的です。
東京・大阪・名古屋に外国人雇用サービスセンターがあります。
*就職フェアに参加する
外国人向けの就職フェアに参加しましょう。
日本での就職活動に苦労している外国人留学生を対象とした催しはたくさんあります。
このような催しは、厚生労働省やグローバル企業によって行われています。
フェアでは、個別でカウンセリングや説明を受けられるブースが、設けられていることがあります。
また、面接に備えるためにガイダンスセミナーが開催されることもあります。
外国人向けの就職フェアには、日本で仕事を探しているという同じ境遇の人が集まるため、情報共有ができることも大きな魅力でしょう。
*Facebookなどのコミュニティに参加
日本で仕事を探すためには、情報を集めることも大切です。
Facebookには、外国人を対象とした支援コミュニティなどがあります。
そのコミュニティに参加する事で、就職に関する情報が手に入るかもしれません。
また、コミュニティを通じて、日本の企業で働いている外国人の先輩と出会えるかもしれません。
*求人サイトを利用する
日本で働きたい外国人の求人を扱っている、求人サイトもあります。
中には、外国語を活かせる求人が見つかるかもしれません。
また、「しごとアルテ」という製造系や工事求人を専門としたサイトでも、外国人を受け入れている求人が見つけられるでしょう。
□日本で仕事を探すときの注意点
日本の企業で働くためには、在留資格を持っている必要があります。
また、在留資格によって働くことができる職業・業種・勤務内容が制限される場合があります。
*職種・業種が制限されない在留資格
・永住者
・日本人の配偶者等
・永住者の配偶者等
・定住者
以上に挙げた在留資格以外の在留資格は、職種、業種、勤務内容が制限されてしまうため、注意が必要です。
□まとめ
今回は、外国人のための仕事の探し方について、ご紹介しました。
労働力が不足している日本では、外国人が活躍できる仕事も増えて来ています。
また日本語が話せると、働ける職種も広がるでしょう。
この記事を参考に、自分に合った仕事を見つけましょう。