「シフトが選べたり、働きやすい環境が整っていたりするらしいと聞いたので、工場勤務をしてみたい。」
「工場勤務には、どのような職種があるのか知りたい。」
工場勤務は魅力的な働く環境や、製造しているものによって様々な職があり、人気の就職先となっています。
そんな魅力の多い、工場勤務の製造系の職種について詳しくご紹介します。
□職種
製造業は私たちの生活に欠かせないものを製造しているため、職種も豊富です。
工場の規模も様々で、地元との関係が深い町工場や世界的にも有名な多国籍企業まで広がっています。
また、食品や自動車、電化製品まで様々なものを製造しています。
製造業の工場勤務には、あまりイメージがない職も含まれています。
それでは、製造業の職種をご紹介します。
*企画
企画は、これから工場で生産する商品の企画を行う仕事です。
新しい商品を作るためには、お客さんの声を企画に取り入れることや、見えない需要を発見し、新たな市場を生み出すことが求められます。
主に、マーケティングと言われる職でもあるので、市場分析やアイデアを出すことが好きな方には向いている職になります。
*研究開発
研究開発とは、新しい商品を開発する際に最新技術を利用する、既存の技術を応用するといった方法で、製品を開発する仕事です。
より良い商品を生み出すことは、今後の工場の運営のも関わることなので重要な職だと言えます。
*設計
企画職によって出されたアイデアを元に、実際に設計を行う仕事です。
設計する際は、商品にかけられる予算を考慮しながら図面を書かなければなりません。
コストから逆算しながら設計する能力や、使用する素材の知識が求められることがあります。
また、売れる商品というのは、安くて品質の良い物なので、いかに予算内でいいものが作れるかを考えなければいけません。
そのため、考えることや図面を書くことが好きな方には向いている職といえます。
*生産、製造技術
生産、製造は、提出された図面を実際の商品にしていく作業をする職です。
図面通りに制作することが望ましいですが、うまくいくことはまれのため、他部署との連携を取りながら商品の改善を行います。
実際に商品にできるかどうかが決まるのは、この部署の判断が大きいため、判断力や物作りが好きな方に適した仕事です。
また、他部署との交流が多く連携することが求められるので、昇進するにつれてコミュニケーション能力が必要になります。
*品質管理
せっかく作った商品も出荷できる状態ではなくなってしまったり、在庫が足りなくなってしまったりしてはビジネスになりません。
また、商品やブランドのお客様からの信頼や信用を保つためにも、商品の検査は大変重要です。
その検査を請け負っているのがこの部署で、商品の検査や検品も行っています。
ここで出た検品のデータが商品の信用につながり、お客さんが購入してくれるため、正確な数字が求められます。
データ分析が得意な方や、数字に強い方にはおすすめのお仕事になります。
*販売営業
商品を作るだけではお客さんには届きません。
商品の良さを理解し、最大限に伝えるのが販売営業の役割です。
また、取引先から売れ行きを聞いたり、改善案を聞いてきたりするのも営業の仕事です。
部署の中でも一番お客様に近い部署のため、お客様の要望や市場のトレンドを企画に伝え、新しい商品の開発に役立てることも行います。
さらに、取引先に販売した後に問題があったときなど、まず対応するのは営業のため、高いコミュニケーション能力や情報取集、対応力が求められます。
□まとめ
工場勤務の職種について、ご紹介しました。
ご紹介した中には、意外と知られていない職もあったのではないでしょうか。
自分に合いそうな職だなと感じたら、挑戦してみることをおすすめします。