これから工場で働きたいとお考えではありませんか?
工場と一口に言っても、様々な業界があります。
業界によって、仕事の内容や職場の規模が大きく違ってきます。
「どの業界の工場で働けばいいか悩んでいる」という方は、まず業界ごとの忙しい時期を知ることをおすすめします。
しっかり稼ぎたいなら忙しい業界へ、余裕をもって働きたいなら忙しい時期を避ける、というように選ぶことができますよ。
今回は、業界ごとの忙しい時期をご紹介します。
目次
□忙しい時期の決まり方
*一般人の需要か企業の需要か
そもそも、忙しい時期はどのようにして決まるのでしょうか。
需要が高まれば生産量が高まるのは当然ですが、この需要には二種類あります。
一つ目が一般消費者向けへの需要、もう一つが企業向けへの需要です。
その工場が、主に消費者に向けて生産しているのか、企業に向けて生産しているのかを考えると、忙しい時期が分かってきます。
*イベントに敏感になる
一年の中にあるイベントには、あるものの需要が極端に高まるものがあります。
例えば、お正月にはお餅や正月用の装飾品の需要が一気に高まります。
食品などの、イベントの影響を受ける製品を製造している工場を考える方は、気にしておきましょう。
□業界別の忙しい時期
*お菓子業界
特定のお菓子には、ある時期に忙しくなるものがあります。
例えば、ケーキはクリスマスの時期にはよく売れます。
その分、工場での生産量も多くなり、人手が必要になります。
また、旬のものを使ったお菓子は需要が大きくなります。
例えば、栗のお菓子は秋ごろから冬にかけては人気が高まり、生産量が多くなる傾向にあります。
*衣服業界
衣服の縫製工場は、比較的通年忙しい業界です。
服はシーズンごとに需要があるので、目立った需要の浮き沈みはありません。
しかし、スーツやその関連製品などは4月に向けての需要があるため、関係する工場は忙しくなるでしょう。
業界だけでなく、工場の規模や、その工場で何を作っているかという部分にも大きく左右されます。
*家具業界
家具工場で作る家具は、一般家庭よりもむしろ店舗向けの需要の影響を大きく受けます。
アパレルなどの店舗が改装すると、その分のインテリアが大量発注されるのです。
店舗の改装は2月、8月に多くあるため、その時期が忙しくなる工場が多いです。
逆に、注文がない時期は閑散期となり、工場の規模にもよりますが比較的差が大きいのが特徴です。
*印刷印紙業界
印刷印紙業界は、主にオフィスの需要の影響を大きく受けます。
特に社内の構造が変わり書類が多く必要になる、新年度に向けての需要が高まります。
4月へ向けての生産になるので、その前の2月3月くらいから忙しくなりはじめます。
また、学校からの需要も同様です。
新入生向けの書類やシラバスの印刷による需要のために、2~4月は忙しくなります。
*おもちゃ業界
おもちゃ業界の一番の繁忙期は、クリスマスに向けてです。
12月は、一番の繁忙期だと言えます。
クリスマスが始まる12月には製品を用意しておきたいので、その前の10月あたりから忙しくなります。
また意外と見落としがちなのが、こどもの日に向けての需要です。
5月に向けても、比較的忙しい時期だと言えます。
□まとめ
以上、業界ごとの忙しい時期をご紹介しました。
業界ごとの忙しい時期を知れば、自分が今どこで働くべきかの指針が立てられます。
また、忙しい業界では人手を求めているので求人数も多くあります。
「早く仕事を見つけたい!」「しっかり稼ぎたい!」という方は、繁忙期の工場を狙ってみてはいかがでしょうか。
繁忙期は、イベントや企業の需要の影響を大きく受けます。
ぜひ、自分が行きたい業界の繁忙期を見つけて、計画的に働く場所を探してみてくださいね。