「女性の社会進出」について、頻繁に耳にするようになりましたね。
勤務先でも女性の割合が増えてきたのではないでしょうか。
日本では、1986年に男女雇用機会均等法が施行されました。
そしてその施行以来、女性の社会進出が急速に進みました。
この約30年で、女性の働き方はどのように変わったのでしょうか。
今回の記事では、女性の働き方の変化とこれからについてお伝えします。
□女性の働き方の変化
女性が社会進出する過程で、その働き方も変化してきました。
少し歴史を振り返ってみましょう。
日本では1975年から女性の労働力率が上昇しはじめました。
しかし最初の頃の女性の働き方は、パート雇用が大半でした。
そのため男女における賃金格差が大きく生じていました。
つまり男女差はまだまだ大きく、差別的であると考えられていました。
しかし現在では、1997年に男女雇用機会均等法の改正に伴い、女性差別は「すべて禁止」とされています。
現に男女によって賃金差を定めている会社など、今はもう存在していません。
この数十年間で、女性の社会進出が急激に進んだのではないでしょうか。
身の回りでも、多くの女性が仕事復帰されていますよね。
育児や家事の合間を見つけて働く方も増えました。
また女性管理職の数も諸外国と比べると少ないですが、少しずつ増えてきたと言えます。
このように、現在ではさらに働く女性の数が急増しています。
また女性と男性が変わらず活躍できるような制度も着実に整備されてきました。
しかし未だ完全に「男女平等」だとは言い切れませんよね。
家事や子育ては女性の役目という雰囲気は根強く残っています。
子育てと仕事の両立は、女性特有の問題として考えられることも多いです。
男女関係なく仕事と家庭が両立できる社会到来まで、もう少し時間がかかるようです。
今後の日本社会の大きな社会課題と言えるでしょう。
□これからの社会での働き方
*今注目されている女性の働き方
現在は多くの会社で子育てと仕事の両立が推奨されてきました。
そしてこの取り組みは政府によっても進められています。
「くるみんマーク」という認定証をご存知でしょうか。
「くるみんマーク」とは、厚生労働省によって子育てを積極的に支援する企業に与えられた認定証です。
この「くるみんマーク」認定企業のように、男女関わらず育児休業が取得しやす、有給休暇の取得促進、時短勤務等の制度を導入する企業が増えています。
*今後の女性の働き方
今後の日本は人口減少や少子高齢化に直面していきます。
そしてその影響により、今まで以上に労働力としての女性の活躍が期待されています。
つまりこれからもより一層、女性の社会進出が進んでいくのです。
そしてそのためには家庭との両立問題が解消されなければいけません。
現在でも待機児童の解消や育児休業に関連する様々な政策を政府が進めていますよね。
未だ待機児童は存在し、育児休業が取りにくい職場もあります。
しかし今後もより多くの女性が働くために、仕事と家庭を両立させるための制度がより整備されることでしょう。
したがって女性や男性に関わらず、自分のライフスタイルに合わせた働き方が可能な時代が到来することでしょう。
□まとめ
時代によって女性の社会進出や働き方は大きく変わってきました。
そして今後は仕事と家庭の両立を重視した働き方に焦点が置かれるようになります。
男女の区別ない働き方がますます増え、誰もが働きやすい時代の到来が待ち遠しいですね。
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