製造業の派遣を始めようとお考えの方はいらっしゃいませんか。
派遣を初めて行う際は、不安に思うことも多いですよね。
派遣の経験がある方でも、慣れていない業種だとやはり不安になると思います。
そこで今回は、製造業での派遣に関して、業務内容と注意点をご紹介します。
ぜひご覧ください。
□製造の仕事で行う業務について
製造業の派遣では、どのような業務を行うのでしょうか。
ここでは、製造業の派遣でよくある業務内容について確認していきましょう。
まず、業務内容として最も多いのは、加工や組み立てです。
製造業と聞くと、やはりこれらの業務のイメージが強いですよね。
具体的には、自動車や航空機などの部品の組み立て、電子機器の組み立てなどを行います。
ベルトコンベア上で部品をセットするだけの単純作業もあれば、溶接や塗装などの複雑な作業を行う場合もあります。
複雑な作業と言っても、基本的には未経験からでも大丈夫なのでご安心ください。
次に多い業務が、梱包です。
梱包では、商品をダンボールにつめていき、出荷できる状態にすることです。
伝票を貼ったり、積み込みをしたりすることもありますが、基本的には特別な知識は必要ないでしょう。
検品や検査の業務をすることになる場合も多いです。
こちらは、商品に傷はないか、異物は混入していないかを確実にチェックしていく作業です。
力仕事ではありませんが、注意力と集中力はかなり必要となるでしょう。
□派遣で製造業で働く際の注意点を紹介します
ここまでで、製造業の派遣で働く際の様子を少しでもイメージできたと思います。
しかし、製造業で働く際にはいくつか注意点があります。
ここでは、製造業の派遣で働く際の3つの注意点について確認していきましょう。
まず1つ目は、業務内容に注意することです。
先ほど少しご紹介しましたが、製造業の派遣では、特別な資格や知識を必要としない業務が多いです。
しかし、電気やガスなど危険物の取り扱いには、特別な資格が必要となるため、資格をお持ちでない方は作業を行わないように注意しましょう。
さらに、製造業の派遣では、派遣社員が行えない派遣禁止業務というものがあります。
具体的には、港湾運送業務や建築業務は派遣禁止業務となっています。
もし、派遣先の企業からこれらの業務を行うように指示された場合は、ご自身で判断せずに派遣元に相談するようにしましょう。
2つ目は、派遣の安全性に注意することです。
製造業の派遣では、基本的に体を動かす業務が多いです。
そのため、女性の方や高齢者の方、さらに持病をお持ちの方などは、ご自身の身体の調子と相談しながら検討するようにしましょう。
持病やご身体に関して不安な点がある場合は、事前の面接でしっかりと情報を伝えておくことをおすすめします。
事前に相談しておくことで、少しでも身体への負担が少ない業務を任せてもらいやすくなるでしょう。
製造業の派遣には危険が伴うこともございますので、派遣先の企業に任せるのではなく、ご自身でも体調の管理や安全面の確認をすると良いですね。
3つ目は、派遣期間に注意することです。
2015年の労働者派遣法の改正以降、同じ企業で3年以上は派遣として働けなくなりました。
3年以上の長期の派遣に関しては、正式な社員として雇用すべきだと考えるようになったことが主な理由です。
そのため、3年以内に社員に登用されない場合は、新しい派遣先を探す必要があるでしょう。
□まとめ
今回は、製造業の派遣に関して、業務内容と注意点をご紹介しました。
業務内容としては、加工や組み立てが主なものになるでしょう。
他の業務の内容についても、しっかりと確認しておくと安心ですね。
また、今回ご紹介した注意点3つについても、ぜひ参考にしてみてください。