皆さんは理念型採用という言葉をご存知ですか?
理念型採用とは、企業の経営理念に共感できる、賛成できる人を採用する事を指します。
そうすることで、就職してから「企業の雰囲気が自分と合わない」、「思っていたのと違う」といった理由で退職するのを防げるようになるのです。
それはお互いにとってメリットがありますよね。
では、企業は一体どのような経営理念を掲げているか、我々、フジアルテの経営理念を参考に見ていきましょう。
・ベクトルを合わせる
ベクトルという言葉の意味を覚えていらっしゃいますか?
忘れてしまった方のためにも説明しておきましょう。
ベクトルとは、一定の方向に向かって進むエネルギーとパワーの事を指します。
そのようなベクトルを合わせるとは、どのような意味なのでしょうか。
フジアルテが掲げるベクトルとは、目標の事です。
一人ひとりの考えや価値観を合わせて、進むべき方向と目標を共有し、それの達成に向けて、人が持つ最大限の力を集結させることを目指しています。
しかし、人間はそれぞれ容姿が違うように考え方や価値観もそれぞれですよね。
もし、従業員一人ひとりが、バラバラの価値観や考え方、目標に従って行動したらどうなるでしょうか。
わかりやすくするためにも、団体競技を思い浮かべてみてください。
勝利という共通の目標に向かって力を集結させ、強い使命感をもち全員が一丸となって戦っているチーム。
それぞれが個人タイトルだけを意識しているチーム。
この2つのチームが戦えば、おのずとその勝負に差がついていくでしょう。
それは企業にも当てはまることです。
全従業員が一丸となって同じ目標に向かって力を集結させられれば、会社全体として大きな力を発揮できるようになります。
一人の力はわずかなものかもしれません。
けれども、一つ一つの小さな矢の方向と力が重なり合えば、太い矢となり何倍もの力となって驚くような成果を生み出します。
1+1を5や10にするためにも、フジアルテはベクトルを合わせて、活動していくのです。
・善悪で判断する
フジアルテでは、物事を判断する際、損得ではなく善悪を基準に考えるようにしています。
このことは、当たり前で簡単な事のように思われますが、企業の立場で常に実行することは、なかなか難しい事です。
例えば、とても急いでいるときに、人を押しのけて我先にと乗り込む行為。
これは、自分にとって都合が良いのか悪いのか、損得かで判断しています。
ちょっとしたことのようにも思えますが、それはあらゆることに繋がっていくのです。
取引先の人がその行動を見ていれば契約を破棄されてしまうかもしれませんね。
私達の経営においても、業界や過去の常識にとらわれていたり、お客様との関係に悩んだりすることは珍しくありません。
その時に、自分たちにとって都合がよいのかどうかではなく、「人間として何が正しいのか」ということを判断の基準にしています。
それが善悪で判断するということです。
物事を判断する際、それが難しい判断であるほど、損得ではなく、道徳的に正しく、人から支持される事なのか、人の道に外れていないのか、と考えれば迷うことはほとんどありません。
皆さんの生活において、損得の判断で迷ってしまった時は、善悪や道徳的な判断を用いてください。
その時は損に思えた事でも、巡り巡って得になりますよ。
今回は、フジアルテの経営理念の中から意識と判断についてご紹介しました。
世の中には様々な企業があります。
我々と似たような経営理念を掲げている企業があれば、全く異なる経営理念を掲げている企業もあるのです。
経営理念を必ず確認して、自分がその考え方、価値観に賛成、共感できる会社に就きましょう。