一口に「製造系」と言っても、様々な職種がありますよね。
その中でも、「医薬品の製造」に目を向けたことがある人は少ないでしょう。
「医薬品」と聞くと、病気になった時に服用する「薬」を想像されますが、それだけではありません。
プラスチックなどの化学製品を作るのにも、「医薬品」が用いられることがあるのです。
そのため、医薬品を製造している工場は全国にあります。
転職を考えている人は、医薬品の求人を集めてみませんか。
今回は、医薬品製造の特徴についてお伝えします。
・製造系の中でも給与が良い
医薬品の製造を行っている工場に勤めている人の年収は、比較的高いです。
原価が安く、売値が高い医薬品は利益を出しやすい商売の一つでしょう。
薬剤師や医薬品メーカーは高収入という話を聞きますよね。
それなら、医薬品工場での勤務も高い給与が期待できるのではないでしょうか。
実際的な数字としては、20代前半で平均340万円、20代後半で410万円、全体平均は420万円となっています。
医薬品は将来も安定しているため、今後も安定して年収を得ることができるでしょう。
医薬品製造の工場で、安定した収入を得ませんか。
・工場環境
給与が良い分、勤務環境は過酷と言われています。
特に、暑さとニオイにやられてしまう人が多いようです。
時期に限らず長袖と防毒マスクを着用した上で仕事をしなければなりませんし、マスクをしていても薬特有のニオイがしたり、刺激臭がします。
これを聞くと、暑さよりもニオイが気になってしまいますよね。
しかし、その工場で何十年と働いているベテランの人も居ます。
ニオイに顔をしかめることはあっても、健康被害を受けることは無いようです。
また、体力的にもキツイ話も聞きます。
工場内を走り回ったり、薬品の入ったドラム缶を動かしたりすることがあるそうです。
製造系は肉体労働が基本となるため、転職するなら体力作りもしていきましょう。
作業環境は工場によって異なります。
給与面ばかり見ていたら、その職場から離れてしまうことも考えられますよね。
少しでも長く良い待遇の職場に勤められるように、環境を確認してから就職しませんか。
・危険物取扱者はとても重宝される
医薬品製造への興味が出てきた方は、「危険物取扱者資格」について勉強してみてはいかがでしょうか。
危険物取扱者とは、医薬品に関する知識を身に付けている事が公的に認められている人に与えられる資格です。
危険度によってレベルが分かれていて、難易度順に、甲種、乙種、丙種とされています。
この資格が重宝される理由としては、工場には、危険物取扱者資格を持っている人を必ず配置しなければならない法律があるからです。
この資格を持っているだけで、職域が増えたり、役職が与えられたりする可能性が高くなります。
自分の身だけでなく、キャリアアップにも繋がりますから、持っていて損はない資格と言えるでしょう。
資格である以上、勉強は必須です。
けれども、他の資格と同じように、テキストを購入すれば合格できるでしょう。
それでも、一定量の勉強は必須です。
あなたの本気度を勉強時間に反映させましょう。
会社によっては「資格手当」として、給与に支給されることがあります。
危険物取扱者を取得して、今まででは想像できなかった待遇を手に入れませんか。
まとめ
今回は、医薬品製造の特徴についてご説明しました。
医薬品を製造している工場で働くなら、職場見学をさせてもらうようにしてください。
その工場で扱う薬品のニオイが耐えられない人も居るでしょう。
転職した直後に、転職はしたくないですよね。
年収ばかりに気を取られず、環境にも注目して転職をしませんか。