初心者の方が工場勤務を始める場合、そのほとんどがライン作業になるでしょう。
誰でも取り組めるライン作業は工場の仕事に慣れてもらうには最適です。
しかし、それでも不安や緊張はそう簡単に取り除けませんよね。
そこで今回は、工場に勤めて間もない人達に対して、ライン作業の心構えについてお伝えします。
・仕事に必要な道具をそろえる
これはどんな仕事でも同じです。
初めて教えてもらうことは、メモを取っていきましょう。
メモを取れば、教えてもらったことをいつでも見直すことができるようになります。
家に帰っても仕事の内容を振り返れば、仕事をより早く定着させることができるでしょう。
ポケットに入る大きさのメモと筆記用具は用意しておくと良いと思います。
また、軍手など、他の部品や設備を汚さないよう道具も用意しておいてください。
工場で支給される場合が多いですが、そうでないところもあります。
その場合は、自分で用意するため、自分や上司に確認しておきましょう。
それらは洗って使い回すことがほとんどです。
見た目が悪くしまった状態で使い続けたら、その道具が事故の原因になってしまうかもしれません。
期待通りの性能が果たされないと感じたら交換するようにしましょう。
道具の管理をしっかり行って、効率よく安全に作業できるようにしてください。
・つなぎの下に着るもの
ライン作業を行う際、つなぎを着ますよね。
つなぎを着ることで汚れを防止できるだけでなく、少しのトラブルであればあなたをケガから守ってくれるのです。
日曜大工などをされる方は、自前のつなぎを購入すれば、あなたの趣味をより満喫できるようになるのではないでしょうか。
ライン作業において、つなぎの着用は欠かせませんが、その下に着るものは自由であることが多いです。
工場の中は季節を問わずに暑くなります。
夏場は冷房を使っても、その効果を感じられないこともあるでしょう。
そんな環境で作業していては、全身汗だくになってしまいますね。
汗を吸収してくれるインナーや半袖のTシャツを着て、少しでも快適に作業できるようにしてください。
冬場は寒さに備えて着込む人が多いでしょう。
しかし、工場が稼働して時間が経てば、暖かくなっていきます。
着用の仕方によっては暑すぎるくらいになってしまうかもしれません。
冬場なのに汗だくで作業しないようにするためにも、薄手のインナーをオススメします。
つなぎの下には適したものを着て、仕事の影響が出ないようにしましょう。
・上司との適切な距離を保つ
作業に少し慣れてきたら、上司との距離を考えていきましょう。
初心者である自分の面倒を見てくれる人です。
これから先、様々な場面でお世話になることでしょう。
ただ、人との適切な距離は、人によってバラバラです。
どのように接すればいいのかは、他の人が上司の人に対してどのようにしているかを見て学びましょう。
また、仕事に集中することも大切です。
上司との付き合い方に気を取られて、本来の仕事が疎かにならないよう心掛けてください。
仕事を真面目に取り組まない人に指導してくれる人はいません。
勤務時間中は真摯に取り組んで、退勤時間になってから上司と良好な関係を構築する。
このメリハリをはっきりつけて、いつまでも快適な環境で仕事に取り組めるようにしませんか。
今回は、工場勤務初心者の方々に対して、ライン作業に対する心構えをご紹介しました。
ある仕事に関する心構えや意識することは、他の仕事でも共通することがあります。
今までに仕事に取り組んだことがある人は、当時、大切にしていたことを思い出してみてください。
これまでに歩んできた経験を活かして、初心者から抜け出し、他の人に仕事を教えられるような人物になりましょう。