皆さんの中にも、現在、派遣社員として工場で勤務されている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
また、その多くの方が、登録型派遣という雇用形態で働いていることでしょう。
「人材派遣」というと、この登録型派遣の形態をイメージされる方がほとんどだと思います。
実は、この登録型派遣、安定性があるとは言い難いところがあります。
お子さんが生まれて、これからお金が必要になったり、生活していくためのお金を稼いでいくためには、仕事に安定性をもたらしたいですよね。
そんなあなたに、おすすめする新たな派遣の雇用形態として、最近話題になっている「無期雇用派遣」があります。
では、この無期雇用派遣とは、いったいどのようなものなのかを、登録型派遣と比べてご紹介していきたいと思います。
□無期雇用派遣とは?
そもそも、なぜ「無期雇用派遣」という言葉が、最近話題になっているのか気になりますよね。
無期雇用派遣とは、昔からあるものではなく、2015年に改正された労働者派遣法によって、生まれた新たな派遣の働き方なのです。
この労働者派遣法が改正される前まで労働者派遣業というのは、「一般労働者派遣業」と「特定労働者派遣業」の2種類に分かれていました。
しかし、改正によって、これらの区別がなくなり「労働者派遣業」の一つにまとまりました。
そして、労働者派遣業として、皆さんが知っている「登録型派遣」と新たな雇用形態の無期雇用派遣が含まれる「常用型派遣」に分けられます。
これら登録型派遣と常用型派遣(無期雇用派遣)の違いについてには、どのようなものがあるのでしょうか?
□登録型派遣と常用型派遣(無期雇用派遣)の違いとは?
やはり、皆さんが知りたいのは、登録型派遣と常用型派遣(無期雇用派遣)には、どのようなもの違いがあるのかについてですよね。
まずは、それぞれの特徴を簡単にまとめていきたいと思います。
*「登録型派遣」
派遣会社にあらかじめ登録をし、派遣会社から仕事を紹介され就業決定する派遣のことを登録型派遣といいます。
この際に派遣先と派遣会社で結ばれる派遣契約と等しい期間だけを雇用契約として結ばれるものになります。
よって、派遣先で働く期間が終わってしまうと、派遣会社との雇用契約もいったん終了となるので、その期間は、収入がないという状態になります。
登録型派遣の最大のメリットとして挙げられるのは、では、自分が働きたいと思った仕事内容や時期、残業の有無などを選択できるので、自由度が高いものになっているということです。
*「常用型派遣(無期雇用派遣)」
無期雇用派遣とは、名前の通り、決められた期限というのではなく、派遣会社に採用されると同時に雇用契約を結ぶ仕組みとなっています。
よって、登録型派遣のように、派遣先で働く期間が終わっても、派遣会社との契約が継続されています。
また、派遣先での勤務が基本となるのですが、派遣先で働いていない期間も派遣会社での勤務や待機があるため、給与が支給されます。
無期雇用派遣の最大のメリットとして挙げられるのは、前述したように、給与面や雇用面での安定性があるということです。
以上のような特徴があります。
これらの2つの働き方の大きな違いは、「安定性」にあります。
自分の好きな仕事や残業はしたくない、そしてライフスタイルに合った職を選びたい方は方は、「登録型派遣」が向いているでしょう。
一方で、将来が不安で仕事に求めるものとして安定性が第一にあるという方は、「無期雇用派遣」をおすすめします。
□最後に
皆さんの中にも、働くことにネガティブなイメージを持たれている方もいらっしゃると思います。
しかし、それは、働き方に問題があるかもしれません。
働くことであなたの人生は、より豊かになります。
ぜひ、転職も視野に入れて、この記事を参考にしてみてくださいね。