企業は人がいることによって成り立ちます。
そこに集った人で合う、合わないがあるかもしれません。
しかし、それと信頼できるかどうかは別の問題です。
「合わないけど信頼できる」、「合うけど信頼はできない」
このような二者と取引をする場合、前者としたい人のほうが多いのではないでしょうか。
人の信頼関係というのは、時に企業に大きな影響を与えます。
そのことは私たちフジアルテの経営理念にも明記されているのです。
そこで今回は、人と人の信頼関係が大切であることを伝えてくれる私達フジアルテの経営理念をご紹介します。
【高い目標を持つ】
フジアルテの原点である平尾工業は、1962年自宅の一室6畳ほどの場所を使って創業しました。
当時はビジネス業という存在もなく、まさにゼロからの出発でした。
そんな状況でも、創業者である平尾眞治は、「一人でも多くの人に働く機会を与え、役に立ちたい」、「日本の製造業を支えていきたい」という大きな夢と高い志を持って、常に新たな挑戦を繰り返してきたのです。
その結果、フジアルテとして、今日まで成長し続けたのです。
このことから私たちは、「今は到底達成できないと思われるような高い目標であっても、あえてその目標を掲げることで、そこに向かってエネルギーを集中させることができ、厳しい試練も乗り越えていくこと」を学ばなければなりません。
たとえば、ハイキングで山へ行くのと、エベルストに登るのとでは、心構えや準備など、そのプロセスは全く違うものに成ります。
普通の山に行くのは楽しいですよね。
しかし、それを繰り返せばエベレストに登れるわけではありません。
少しずつ高度を上げて行ったり、酸素が薄いところでの訓練を繰り返したりすることで、エベレストを登頂できるようになるのです。
勿論、そのような練習は大変です。
ただ、成し遂げた時の達成感は、人生でも指折りの間隔でしょう。
このように、「何を目指すのか」という目標をできるだけ高く掲げることは、より大きな成長につながり、一人ひとりの自己実現が図られ、そのことが会社発展の原動力ともなるのです。
【信頼関係を築く】
フジアルテでは「信頼関係」を最も大切な価値観だと考えています。
なぜなら、私たちの事業である人材サービスとは、物を売っているのではなく、人と人の繋がりによって成り立っているからです。
たとえば、上司と部下という関係を想像してみましょう。
信頼できる人間関係があるからこそ、本気で叱ったり、言いたいことを本音で言い合ったりすることができます。
そうすれば、お互いの考え方を理解して、信頼関係が強固になるだけでなく、成長はもちろん、困難な問題も乗り越え成功していくことができるのです。
信頼関係を築く第一歩は、まず自分が相手の事を信じよく知った上で、相手の立場に立って考え、約束したことを必ず守ることです。
そして、共通の目的に向かってお互いが心を開きあい、その上で感謝の気持ちと誠意をもって接する中で、それはやがて強く太い絆となるのです。
このような人と人の心が結ばれる強固な絆と、信頼関係をベースにした経営が、私たちの事業である人材サービスの基本となるのです。
今回は、私たちフジアルテの経営理念の中から、人との信頼関係の大切さを教えてくれる考え方を2つご紹介しました。
私たちが信頼関係の大切を強く訴えているのは、人材サービスという業態が関係しているのかもしれません。
しかし、信頼関係があるに越したことはありませんよね。
それはどの業界でも同じことだと思います。
皆さんもこれを機に、周囲の人との人間関係を強固なものにしてみてはいかがでしょうか。
そうすることで、あなたの夢に大きく近づけるかもしれませんよ。